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100店舗を超える全拠点にAEDを一斉配備し約2,000人の従業員と地域社会の安全に貢献東日本三菱自動車販売株式会社

1都8県にネットワークを持つカーディーラーとして地域社会への貢献にも積極的な東日本三菱自動車販売株式会社

三菱自動車工業100%出資、日本最大規模のカーディーラーとして、1都8県にネットワークを持つ東日本三菱自動車販売株式会社。車や自動車保険などの販売を通じてお客様の幸せなカーライフをサポートする一方で、地域社会への貢献を目指し、SDGsにも積極的に取り組む同社では、一部の店舗で以前より導入していたAEDを100店舗を超える全拠点に一斉配備。さらには、導入から短期間のうちに全店舗でAED講習会を完了し、いつ不測の事態が起きても対応できるよう、スピーディーに準備を整えました。今回の導入を指揮した総務部長の飯島氏と同部の坂本氏2名に、詳しい背景や選定理由、導入後の効果などについて伺いました。

導入背景一部店舗に設置していたAEDの保証期間満了と従業員の安全を見つめ直す出来事が重なった

メーカー直営のディーラーとして日本最大規模を誇る東日本三菱自動車販売株式会社では、日頃からお世話になっている地域住民の皆さんに少しでも貢献できればと、2015年、主要店舗にAEDを設置しました。「その時導入した機器の保証期間がそろそろ満了するということで、入れ替えを考えていたちょうどその頃、時を同じくして従業員が業務中に倒れるというアクシデントがありました。当社は健康経営を標榜し、従業員の健康にも非常に気を使ってきた会社です。それならこのタイミングで全店舗にAEDを一斉導入すれば従業員の健康も守ることができるし、地域社会へのより一層の貢献にもつながるのではと経営陣は考えたのです」と語るのは、担当の坂本氏。

AEDの設置もSDGsの取り組みの一つと位置づけ

続けて、部長の飯島氏が語ります。「電気自動車の販売により二酸化炭素の削減を推進するなど、いわば事業そのものがSDGsに直結している当社では、リサイクル部門を通じて産業廃棄物と言われる鉄ゴミを回収したりと、他にもさまざまな形でSDGsを推進。全店舗へのAED設置も、SDGsのゴール3“すべての人に健康と福祉を”を達成するための取り組みと位置づけました」。

総務部長 飯島邦彦氏
総務部 総務課 エキスパート 坂本充弘氏

選定理由パートナー選定の決め手は講習会もまとめて請け負っていただけること

「導入にあたっての業者選定ですが…普段、複合機の保守でお世話になっているキヤノンマーケティングジャパンの販売パートナー・有隣堂に相談したところ、すぐに動いていただき、こちらの要望に沿う形でいいご提案をいただけたため、導入いたしました」と飯島氏。

短期間のうちに全拠点で講習会も実施してもらえることが決め手に

全101店舗:福島県8店舗、茨城県6店舗、栃木県8店舗、埼玉県17店舗、東京都27店舗、神奈川県20店舗、新潟県6店舗、山梨県3店舗、長野県6店舗

「特に決め手となったのが、機器の導入のみならず、講習会もまとめて請け負っていただけることでした。こういうものは設置するだけでは意味がありませんので、どうやったらすぐ使い方を習得できるかもワンセットで考えなければならないと考えていました。特に当社の場合、全部で100店舗以上の拠点があるので、全店舗を期日中に回ろうとすれば、相当な労力がかかるはずです。それでも、問題ありません、任せてくださいと言っていただき、非常に心強く感じました。これまでのお付き合いの中でも常に信頼のおける対応をしていただいていましたし、ぜひお願いしようという流れになったのです」。

導入後の成果全店舗で講習会を実施し救助に迅速に対応できるスタッフを養成

坂本氏が語ります。「導入前の予定どおり、わずか一ヶ月半という短期間の間に全店舗で講習会を完了。店舗での顧客対応もあるので全員参加というわけにはいきませんでしたが、手の空いているスタッフには必ず参加してもらいました。社内(社内イントラ)にも使い方の動画は載せていますが、どんなに頭にマニュアルを叩き込んでも、いざという時に迅速に行動に移せるとは限りません。それにはやはり実物を見たり、触れたりした経験の有無が大きいですし、講習会で実際に体験をしてもらう意義は計り知れないと思っています」。

講習会は2回、3回と繰り返し開催を予定

「参加したスタッフからは、定期的に開催してほしいという声も。一回体験しただけではすぐ忘れてしまいそうというのがその理由ですが、会社の上層部からも絶えることなく続けていってほしいと言われており、継続的に講習会を実施できるよう、現在調整を図っているところです。また、前述のとおり、業務中に従業員が倒れるというアクシデントに見舞われた営業部からは、こういうものがあると助かる、心強いなというコメントをもらっています」。

1.AEDの電源ON 2.パットを張りつける 3.電気ショックボタンを押す 4.胸骨圧迫を絶え間なく

今後の展開AEDの存在を周知して救える命を確実に救いたい

地域住民の皆さんにいかに周知していけるか

飯島氏(左)、坂本氏(右)

最後に、今後のビジョンについて飯島氏に伺いました。「急性心筋梗塞など、病院外で心肺停止に至る方が年間数万人。それに対し、実際にAEDが使われたのは一割にも満たないと言われています。こうした状況を変えるには、機器の導入を進めるのはもちろん、地域社会の人々にいかに知らしめていくかも重要です。当社でもAEDのマップに登録したり、ショールームのウインドウにステッカーを貼ったりしてきましたが、今後はポスターを作るなど、従業員一人一人がAEDの存在をしっかり認識、理解し、ことあるごとに発信していく努力が必要だと思っています」。

今後も強固なパートナーシップを継続

そして、キヤノンマーケティングジャパンや販売パートナーへの要望は?という質問に対し「AEDの周知など、次のアクションを進めていく上でもきっとご協力いただく時が来ると思いますし、無理難題を言うかもしれませんが、WIN WINになるような仕事ができればうれしいです」と締めてくれました。今後の同社の取り組みに注目です。

東日本三菱自動車販売株式会社

事業内容:三菱自動車製の乗用車・商用車・軽自動車の新車販売、中古車販売、点検及び修理、自動車保険・生命保険・ペット保険代理業
従業員数:2,040名
所在地:東京都目黒区鷹番1-4-7
設 立:2019年4月1日
資本金:100,000,000円

※本記事は取材時(2022年10月)のものです



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