下町生まれのニクいやつ。
クールさと愛嬌兼備なハチワレ猫との小粋な暮らし(後編)。
今日も、猫
vol.02 モデル/文筆家・小谷実由としらす



Text & Photo : Miyu Otani

知れば知るほど、猫の生態は摩訶不思議。ぐにゃぐにゃの液体状態になったと思えば、まるで時代劇の登場人物のような座り方で静止する。どんなに不思議がられていたって、当人(猫)からすればどこ吹く風。モデル・小谷実由さんの愛猫しらすは日々そのひょうきんさで、図らずも人間を魅了し続けるニクいやつ。そんなしらすの生態について、飼い主目線でちょっぴり教えていただきました。

プロフィール

小谷実由(おたに・みゆ)
ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。
Instagram:@omiyuno

day4 素知らぬ顔の軟体生物

猫ってなんであんなにも軟体なのでしょう。寝違えそうな無理な体制でもすやすや寝ていたり、どんな細い隙間もするりと通り抜けていく(一節によると、顔が通る隙間なら通り抜けられるらしい)。そして、とんでもなく無謀な場所にも平然と踏み込んでいく。物が乱立している高い場所でも棚などを経て突き進み(しかも無音)気付いたらそこにいる。器用に物を一切倒さずに歩いていき、自由にうろうろし、満足気に降りていく。しかし、無音でいろんな場所に行けるもんだから本人はバレていないと思っているかもしれないが、私は知っている。夜中に冷蔵庫の上やキッチンに侵入していることを。なぜなら毛が大量に落ちているから。本人の知らない証拠がたっぷり。

day5 食い意地のかたまり

しらすの大好物、それはフリーズドライ加工された鶏ささみ。香りがかっぱえびせんのようなので、一緒に食べたくなることもしばしば(私はよくかっぱえびせんを食べます)。しらすはあまりにもこれが好きすぎて、ささみを入れてあげるお皿の音がするとどんなに爆睡していても瞬時に起きて私に熱視線を送ってくる。ささみをしまっている棚に手をかけただけでも熱視線が。人間の食事を片付けた後にあげることが多いので、食器洗いをする音がすると、どんなに眠くても起きてやってくる。最近は食べている顔が堪能できるので大きな塊があると手で直接あげています。舌が長過ぎて指までもっていかれそう。

day6 猫は液体?

猫と暮らす方あるあるだと思いますが、猫は狭いところや隠れられるところが大好き。もちろん、しらすも。ダンボールや大きな紙袋など見つけるとすぐにイン。時々しらすがいない!と我が家で大捜索になりますが、たいていは玄関にたまたま置いてあった箱の中に。本人的には小さければ小さいほど良いようで、わりと無理のありそうなサイズでもお得意の軟体ですっぽりハマっています。箱から抜け出したときに四角くなっちゃっていたらどうしようといつも心配になりますが、猫は液体なので大丈夫かな(人々を笑わせ考えさせる、ノーベル賞のパロディ「イグ・ノーベル賞」にて発表された研究テーマのひとつ)。平山昌尚さんとCat’s ISSUEが作った、お気に入りの猫専用箱の中ではいつも極楽そうです。

day7 令和版のなめ猫さん

しらすの不思議な生態をもうひとつ挙げるとすれば、この謎の座り方。しらすはスコティッシュフォールドという種類なのですが、これはいわゆる「スコ座り」……?でも、ちょっとなにか違う。ヤンキー座りに似たこの座り方を「門」と我が家では呼ぶことにしています。主にこの座り方のときはお腹の毛を舐めていたりするのですが、時折この体勢で写真のようにフリーズしているときは思わず「どうしたの」と声をかけてしまいます。もしも、しらすと話せたら舌出しの件とこの門座りの件についてはインタビューしてみたいところです。本人としてはいたってクールなつもりなしらす。でもよく見るとひょうきんなところがいっぱいでそのギャップが愛おしいです。


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