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お弁当探究家に聞いた! 毎日のお弁当作りをたのしく、おいしくする簡単マイルール。

公開日:2021年5月25日

最終更新日:2021年8月5日

Photo :opeko

ご飯が大好き!食べるの大好き!そんなお弁当探求家のおぺこさんは、自他ともに認める大食らい。食べ盛り男子もおどろき?のボリューム弁当のメインは、なんとウインナー?!なんでも忙しい毎日でも続けられて、「自分がお腹いっぱい、満足できる大好物を詰め込んだお弁当」を追求した結果だそう。おいしくたのしく、失敗はチャーミングに笑いとばしちゃう。そんなごきげんなお弁当づくりのコツと、くすっと笑えるお弁当こぼれ話をお聞きしました。

PROFILE

おぺこ

お弁当探求家(もしくは、節約弁当探求家)。体力仕事である本業のかたわら、ボリューム&大満足を叶えるお弁当作りを日々続ける。

大メシ食らいのまんぷく弁当

わたし、朝、ご飯の香りで目が覚めるんですよ。「炊けた!」って。ほんまにいい香り。ご飯が炊き上がった水蒸気はまさにアロマ。「食のアロマ」って呼んでます。たまらんですね。

もともとご飯食いで、お米が大好き。日々、体力勝負の仕事なのでボリューム重視ですし、お弁当にも、とにかくお米をみっちり詰めます。だいたいお茶碗山盛り一杯くらい。お弁当のメインのおかずの下にもぎゅうぎゅうに詰め込んで、隠れんぼご飯状態に。底上げ効果もあるんですけど、おかずのタレが絡んだご飯って美味しいじゃないですか。それも狙って、しっかりご飯を詰めてます。普段のお弁当は食べ盛りの男子でも食べごたえのあるボリューム感で、たまにおかずもたくさん乗せすぎてお弁当箱のフタが閉まらなくなることもあります。横に入らへんのやったら、上に上にって(笑)。だからわたしのお弁当、ほんまに重たいんです。

「どんだけ食うねん」ってツッコまれますけど、そこは「おなかぺこぺこおぺこ」なんで。みんなが認める大食らいですから。逆に少ないと「午後から倒れんとってや〜」って言われますね。それだけ満足に、好きなものを好きなだけ食べるってなると、コンビニ弁当よりも外食よりも、自分でつくるお弁当が一番でした。

ダイナミックで旨い!おかずの主役はウインナー!

「おぺこ弁」は、基本的におかずが3品だけ。その代わり、「お弁当の5原色」にこだわります。それぞれ赤、白、黄、緑、黒もしくは茶色。この全色を揃えると、彩りよく美味しく見えるって法則があるんですよ。メインのおかずに赤系をもってくるなら、ご飯に黒ごまをかけると全体がしまるとか、緑やったら仕切りに大葉を使うとか。防腐作用があるし、葉物やし、ちゃんと保管すれば日持ちするし、心強いヤツですね。黄色は、卵焼き。白はご飯。

ウインナーと卵焼きと梅干しはほんまによく使いますね。メインのおかずにウインナーをどーん!と何本も並べていれるとか。大好きなんですよ。大好物なので、いくらでも食べられるし、飽きない。ウインナーってついでのおかずだと思われがちですけど、それをメインにしたのは「斬新だ」って言われましたね。案外、ウインナー弁の評判はかなり高くて。定番のおかずで、味の想像がしやすいからかな?と思います。

自分のお弁当やからできることかもしれないですね。子供とか旦那さんのお弁当ならまた違ったやろうけど最終的に自分のお弁当なので。好きなものをいれて、お腹いっぱい満たされたい!ってところが出発点ですし。お弁当をつくり始めた頃は、品数がいまよりも多くて、アレンジを効かせた切り方や盛り付け方をしようと努力してましたけど、気持ちが続かへんというか、もたなかったですね。だから、すっぱりと割り切ることも大事。オシャレなお弁当は見て楽しむって。デコ弁とかすごい憧れますけど、見る専門として。作るは作るで、理想と現実を分けて。毎日家族分の素敵なお弁当を作っているお母さんたちには足を向けて寝れません。ほんまに尊敬でしかないです。

よう考えたら、小さい頃にお母さんが作ってくれたお弁当も結構インパクト大でした。品数は2品くらいやけど、蒲焼にしたちくわを一面にどーんと敷き詰めてたりとか。華やかさはないけど安心するし、それがめっちゃおいしかったんですよね。案外、今のお弁当に繋がってる感じもします。

お弁当づくりに「お笑い」を

日々の小さな達成感とか、ちょっとしたゲーム感覚を取り入れて遊ぶっていうのもお弁当の楽しみのひとつ。毎日のお弁当を100円台で納めたいからスーパーの特売品がめっちゃ気になり出して、「お目当てのものが買えた!」ってガッツポーズをしたり、おかずがめっちゃ焦げてもうたりボロボロになっても、写真に撮ってネタにしたり。完璧なお弁当は別に求めてないので、そういった失敗も一旦受け入れて笑いに変えてしまえば、自分も楽しくなってくるし、結果オーライ。

お弁当の写真、結構撮るんですけど、失敗したやつとか、それこそ蓋が閉まらなくなっちゃったやつとかもバンバン撮ります。あとで見返して、笑えるように。そうじゃなくて、記録用の写真は、俯瞰から赤いランチョンマットを背景にして統一します。それ以外は何も載せないし、映り込みもなし。お弁当も背景もシンプルに。赤は食欲をそそる色で、何より私の大好きな色。自分を表現する意味でも、赤のランチョンマットはずっと使ってますね。

ネタでいうと、前あったのが、お弁当のご飯を食べようとしたら箸がささったまま抜けんくなって、折れたとか(笑)。「嘘やろ!」って。玄米の量が多すぎて冷えて硬くなったんですけど、声を出して突っ込んで、「みんな見てみて!」って。「弁当食べてて箸折れるとかある!?」って。完全に新喜劇状態でしたね。

そんな感じで、自分の楽しいように、満足のいくお弁当を作ったり、食べてたらあっという間に5年が経ってました。気づけば、お弁当中心の毎日。写真は撮り忘れることもあるけど、去年はお弁当作り皆勤賞。今は節約弁当ですが、いつかは300円弁当とか牛肉なんかを使ってゴージャスなお弁当を作ってみたいな、とか密かに思ってます。

好きをかたちにするヒント

ひと工夫でお弁当作りを楽しく

好きなものを飾ったり、写真に残したり、アルバムにしたり。あなたの「好き」をかたちにするアイデアをご紹介します。

背景に赤をいれてみよう

お弁当の写真をワンランクアップするポイントは、実は背景の色にあります。背景に使う色次第で、写真の印象が変わるのでいろんな色を工夫してみて!

お弁当作りに楽しみをプラス

お弁当作りを楽しくするアイデアとして、自分好みにランチボックスをカスタマイズしてみるのはいかがでしょうか。きっとお昼が待ち遠しくなるはず!

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お弁当探究家に聞いた! 毎日のお弁当作りをたのしく、おいしくする簡単マイルール。
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2021-05-25