キヤノンギャラリー岩木 登 写真展:源流の核(コア)—滝とゴルジュ

故郷の青森県・八甲田山を題材に精力的な撮影を続ける岩木登氏の作品展です。
八甲田連峰に現存する原生の自然を求め、人跡まれなブナ原生林の最深部で単独撮影を敢行する岩木氏。本展では、源流の中核を成す滝やゴルジュ※を写し撮った作品約20点を展示します。
- ※ ゴルジュ:フランス語で「のど」を意味する山岳用語。両岸に切り立った断崖が迫る険しい峡谷のことで、のどのように狭くなっている様からこのように呼称される。滝とならび川を遡行する上で最大の難所と言われる。山岳渓流では必ずと言っていいほど存在し、多くの場合これを越えなければ源流にはたどりつけない。
開催日程 | 会場 |
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2009年1月5日(月)~2月3日(火) | オープンギャラリー(品川) |
作者メッセージ
八甲田連峰18座山中には無数と言ってもいい川と沢が横たわっている。人間の残した最後の工作物である最終堰堤(ダム)を越えるとその先には源流がある。ブナ原生林深奥部を流れる源流は水の楽園と言ってもいいところである。
僕はこの一年間にこの源流部で100日を越す単独野営を重ねて撮影を続けました。その中から、源流の核(コア)とも言うべき滝とゴルジュをピックアップして展示しました。
プロフィール
岩木 登(いわき のぼる)
略歴
- 1953年
- 青森県十和田市に生まれる
立教大学社会学部中退し、フリーランスの写真家となる。 - 1984年
- 社団法人日本写真家協会(JPS)展入選。
- 1993年
- アートボックス大賞展入選。
- 2003年
- ニコン国際写真コンテスト(NPCI)佳作。
- 以降
- JPS会員
写真集 出演番組
- 2003年
- NHK「小さな旅20周年特別番組・東京夜の光景」に出演。
- 2006年
- 写真集『南八甲田の森をゆく』(ARTBOXインターナショナル社)を出版
写真展
- 1993年
- 個展「幻色の都」(六本木アートボックスギャラリー)
- 2000年
- JPS「The Heart of Japan」展出品(1000人の写真家が見た日本)
- 2006年
- 写真集「南八甲田の森をゆく」出版記念展/銀座ARTBOXギャラリー
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