キヤノンギャラリー堀内 初太郎 写真展:キヤノンフォトコレクション展

キヤノンは、写真文化の発展のため日本の優れた写真家が撮影した作品を1994年より収集しており、現在キヤノンフォトコレクションとして1500点余りの作品を収蔵しています。その中から、独特の感性でとらえた風景写真が繊細な光の移ろいを感じさせる、故・堀内初太郎氏のモノクロ作品15点を展示します。

開催日程 会場
2009年2月5日(木)~3月13日(金) オープンギャラリー(品川)

プロフィール

堀内 初太郎(ほりうち はつたろう)

略歴

1909年
愛知県名古屋市に生まれる。以後、大阪などを転々とする。
1923年
関東大震災以後の復興期に一家で上京。
1937年
結婚し、広島県三原市に移住。工事現場を写真で記録するため写真を始め、アマチュア写真団体「三原美光クラブ」に入会し『写真新報』に作品を送る。
1940年頃
土木業を辞め『写真新報』編集長・野崎昌人を頼りに上京。有楽町のDP店「光生社」に勤務。
1941年
同店を退社し、川西航空機設計部写真室勤務。
1943年
召集され、中支派遣軍報道班配属写真部員となる。
1946年
神戸に復員。
1947年
神戸三宮で開業していた岩宮武二のDP店を手伝い、その後自身のスタジオを開業。この頃、岩宮武二の紹介で「丹平写真倶楽部」に入会。
1949年
三宮のDP店が全焼、これを機にフリーの写真家となる。
1953年
同倶楽部を脱会し、棚橋紫水、河野徹らと「シュピーゲル写真家協会」を創立。
1954年
初の個展(松島ギャラリー、東京)を開催。その後、「堀内初太郎、岩宮武二写真展」(同)、「堀内初太郎 ブエノスアイレス写真展」(同)等を開催。
1971年
写真集『国東半島』(毎日新聞社)を出版。
以降
カメラ誌での執筆や写真教室の講師も務める。
1986年
逝去。
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