本展は、タイトル「山岳島 屋久島」のもと、黒潮に浮かび“洋上アルプス”の顔を持つ屋久島をテーマにした、写真家秦達夫氏による作品展です。
屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳を代表とした1900メートル級の山々から形成されています。洋上にそびえる山々は、黒潮から供給される湿った風を空高く持ち上げ雲を造り、雨を降らせます。この雨こそが樹齢数千年の屋久杉を育み、深い森を形成しました。その環境は多雨のために湿度が高く、山間部は北海道に準じた気候で、冬には多量の雪をまといます。本展では、こうした屋久島の厳しい気候や環境に着目し、そのありのままの姿を表現した作品約60点を展示します。
なお、作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。
