1300年という気の遠くなるような年月、火災や盗難、世襲問題、少子化など存続の危機にさらされながらも継承されてきた祭堂。写真家 地蔵ゆかり氏は、長年人々がはぐくんできた伝統や文化にも大きな影響を与えた東日本大震災をきっかけに、これらの伝承を自分なりの視点で残そうと決意しました。計り知れない程の困難を乗り越え、この素晴らしき祭堂を伝承し続ける人々の郷土への愛情と熱情。地蔵氏が敬意を持ってシャッターを切った作品をご覧いただけます。