イベントpage2019 キヤノンブース レポート

印刷メディアビジネスの総合イベント page2019 キヤノンブース出展テーマ プリントメディアの可能性!デジタルプリンティングで売上拡大 キヤノンマーケティングジャパングループ 出展報告 2019年2月6日(水)~2月8日(金) 池袋サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO

PODビジネスのスモールスタートから印刷工程の自動化まで
デジタルプリンティングの可能性を紹介

キヤノングループは、2月6日(水)から2月8日(金)までの3日間、東京・サンシャインシティコンベンションセンターで開催された、日本印刷技術協会主催の「page2019」に出展しました。印刷メディアビジネスの総合イベントとして開催される本展示会は今年で32回目を迎え、「デジタル×紙×マーケティング」をテーマに過去最多の162社が出展。来場者数は昨年を上回る66,560名となり、会場内は連日多くの来場者で賑わいました。

今回のキヤノンブースのテーマは、「プリントメディアの可能性 ~デジタルプリンティングで売上拡大~」です。IoT、AIといった新技術により、印刷業界でも大きな変化が起きつつあります。そんな中、生産プロセスの自動化による効率化を実現するワークフローや、販促につながるデジタル印刷の活用例を、お客さまの課題別にコーナーを設けて展示しました。

多種多様なお客さまのサンプルを展示

キヤノンブース入口には、オンデマンドプリンターでビジネスを行っている、あるいは検討中のお客さまに向けて、キヤノンのオンデマンドプリンターをすでに導入されているお客さまの、多種多様なサンプルを展示しました。スポーツイベントと連携したパーソナライズ新聞やフォトブックサービス、メニューやチケット、ポイントカードなど、計10社・団体の活用事例を通じ、ビジネス拡大につながるヒントをお客さまへ紹介しました。

また、ブースの一角には街の商店街が主催するイベントをイメージしたコーナーを設け、さまざまな販促物のサンプルを展示。ポスターやパネル、チラシなどに加え、ショッピングバッグやクリアファイル、カップスリーブなど、従来は小ロットでは制作が難しかったオリジナルの販促物も、キヤノンのオンデマンドプリンターで実現できることを紹介しました。

ブース間連携で最新の自動化・効率化の仕組みを紹介

「働き方改革」や「慢性的な人材不足」が話題になる中、印刷業界でも生産の効率化に向けた取り組みが進められています。しかし、小ロット・多品種での発注が多いオンデマンド印刷(POD)は、「手間がかかって割に合わない」というイメージを持っている方も多いでしょう。そこでワークフローオートメーションコーナーでは、キヤノンとアライアンスパートナー各社の製品の組み合わせにより、印刷ワークフローの自動化の提案を実演形式で展示しました。

自動化の中心となるのは、キヤノンのオンデマンドプリンターとキヤノンの生産制御・工程管理支援システムの「Production Print Flow Manager(PPFM)」です。注文情報を受け取ることをトリガーに、プリンター/ポストプレスシステム/マテハンシステムと連携して、自動化を推し進めます。今回は「取説・書籍などの無線綴じ冊子の生産フロー」と「カタログなどの中綴じ冊子生産フロー」として、両毛システムズの印刷業総合管理システム「PrinTact」で作成した注文情報をPPFMに展開し、オンデマンドプリンター「imagePRESS C850」「VarioPrint 6330」による印刷、そして隣接する後加工機メーカーのホリゾンブース内に展示された無線綴じ製本システム「Smart Binding System」と中綴じ製本システム「StitchLiner MarkIII」で、製本・断裁を自動化・標準化する仕組みを提案しました。従来、オペレーターのスキルと熟練度に依存した加工作業が、誰でも簡単に出来るようになった展示は、訪れたお客さまの注目を集めていました。また、近年最も課題視されている、仕分け・ピッキング・梱包の人手不足を解消する仕組みとして、梱包・ラベル貼り作業を自動化するダイワハイテックス社「メール便自動梱包ライン」と連携した展示も大きな注目を集めました。

また、本コーナーではPODの品質向上を実現する製品として、カラーオンデマンドプリンター「imagePRESS C10000VP」、およびモノクロオンデマンドプリンター「varioPRINT 140」の実機展示を行いました。高い安定性が評価されている「imagePRESS C10000VP」は、1時間連続印刷を撮影した動画を上映し、連続稼働中でも調整のための停止時間が少ないことをアピールしました。オフセットライクな画質が特徴の「varioPRINT 140」では、同製品とオフセット印刷機で印刷されたサンプルで比較が行えるようにするなど、お客さまの評価ポイントに着目した紹介を行いました。

低コストかつ高付加価値なPOD支援の取り組み

スモールスタートコーナーでは、これからPODでのビジネス展開を検討しているお客さまに向けて、低コスト・高付加価値を実現するための提案を行いました。名刺やダイレクトメール、チケットといった印刷物は、見込み顧客の目を引く加工を必要とすることがありますが、現在では小型で低価格な後加工機も登場しています。そうした製品と組み合わせることで設備投資を抑え、より手軽かつ付加価値の高いPODサービスをスタートできるソリューションを提案しました。ブースには連続してラミネート加工ができるラミーコーポレーションの「Revo-Office」、特殊なトナーを使わずに加飾印刷(箔押し)が行えるダイニックの「DC-2」、専用カッターで多様なサイズに対応するインターテクノの「PROSCUT PCM-15N」を展示。いずれも小型・軽量で、狭い作業スペースでの利用にも適しています。

PODビジネスの立ち上げは、既存のお客さまとの関係強化にもつながります。従来、名刺・年賀状・挨拶状などの注文は、専用の申込用紙やメールなどで行うため、校正作業や伝達に時間を要していました。その改善策として低コストで始められるWebオーダーシステム「BizCard Web」をご紹介。
Webページの仕上がりプレビューをみながら注文できる仕組みのため、お客様のイメージ通りに発注でき、校正のやりとりを減らすことができます。製作側は、この「BizCard Web」で受注したデータをシンプルな画面操作だけで、キヤノンのクリエイティブアーツ向けプリンター「imagePRESS C65」で印刷、インターテクノの卓上カッター「PROSCUT PCM-15N」で名刺やハガキサイズに加工する提案を紹介しました。

複写業務を必要とするお客さまに向け、紙原稿をデータ化し、印刷設定を簡単にする提案も行いました。完成図書や論文、マニュアルなど多くの手作業が発生する原稿を想定し、高速・高画質ドキュメントスキャナー「DR-G2140」で紙原稿をスキャン、プリプレスソフトウエア「PRISMAprepare」で取り込み・編集・印刷・データ保存する方法をご紹介。異なるサイズの混載やインデックスの差し込みもプレビューで確認しながら簡単に設定できるため、プリンターの前で試行錯誤しながら複写する手間を削減することが可能です。印刷体裁を保持してデータ保存することで増刷も即時対応でき、生産性と機械の稼働率向上に大きく貢献するソリューショとして紹介しました。

高画質プリンターによる高付加価値ビジネスを紹介

Web上で印刷データを受け付ける「W2P(Web to Print)」ビジネスを支援する提案も、高画質印刷を誇る業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」と組み合わせて行いました。W2Pビジネスを手がける企業が制作したフォトブックやカレンダーなどのサンプルを多数展示。熱心にページを開くお客さまの姿が目立ちました。W2Pの事業化をめざす企業向けには、協力企業が提供するフォトアルバム入稿システムのデモ展示を行いました。デザイン・レイアウトから、EC機能、生産管理まで、W2Pサービス運営に必要な機能を実装した本システムに、製本などの後加工機と組み合わせることで、新規参入の場合でも短期間で多彩な商品を提供できるサービスをスタートできます。

フルカラーインクジェットプリンターを有効に活用する為のスクールを紹介

インクジェットデジタルプリンターを導入しているお客さま、および導入を検討中のお客さま向けに、開講を予定している「dPスクール(インクジェットデジタル印刷講座)」の紹介も行いました。インクジェットプリンターは印刷業界全体で導入が進んでいますが、急速に進化する技術への知識が不足していることでトラブルが発生することもあります。本講座ではフルカラーインクジェットデジタル印刷の基礎知識から、デザイン、プリプレス、印刷、後加工まで、幅広いテーマについて各分野の専門家を講師に招いたトレーニングプログラムを実施します。ブースでは、フルカラーインクジェットプリンターで出力された書籍や新聞を多数展示。また同コーナーの隣には、現在キヤノンが開発を進めているB2+インクジェット写真画質プロダクション印刷機「VOYAGER」の出力サンプルも展示しました。

進化する大判/ポスター印刷の世界を紹介

ポスターソリューションコーナーでは、お客さまのニーズに応える大判インクジェットプリンターの各種ソリューションを紹介しました。今回の展示で注目されたのは、参考出品した異なるプリンターであっても色合わせをして印刷するためのツールでした。また、急増するインバウンド需要への対応として、多言語文言集(10言語)を装備して簡単に多言語ポスターを印刷できる機能を加えてバージョンアップした「PosterArtist Ver.3」や、複数の用紙を貼り合わせる大型ポスター用の印刷を容易にする「Free Layout plus」、耐水性・耐光性を兼ね備えた屋外ポスター用耐水メディアも展示しました。

ミニステージで「見どころ」をピックアップ

キヤノンブースでは2カ所にミニステージを設け、各種ソリューションの紹介を行いました。入口近くのステージでは「“自動化”で実現するスマートワークスタイル」と題し、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を使った受注入力の自動化、JDF(印刷工程の情報を共有するフォーマット)を利用した印刷と加工の標準化、そして仕分け・ピッキング・梱包作業の自動化について紹介しました。ブース奥に設けたステージでは、「設備投資を抑えたPODビジネスのご紹介」「リピートを生む!Web to Printプレミアム商材サービス」の2つのテーマで、各コーナーからPODに関連する展示をピックアップして紹介しました。

ご来場ありがとうございました。

キヤノングループは本イベントをデジタル印刷活用のヒントを発見する場と捉え、今後もお客さまのビジネスに役立つ、価値あるご提案を進めていきます。商品やサービス、システム導入などのご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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