イベント第10回 教育ITソリューションEXPO(EDIX) キヤノンブース レポート

第10回 教育ITソリューションEXPO キヤノンブース メッセージ 教育現場の課題を解決する数々のソリューションを キヤノンマーケティングジャパン/キヤノンITソリューションズ/キヤノン電子テクノロジー 出展報告 2018年6月19日(水)~6月21日(金) 東京ビッグサイト

キヤノングループは6月19日(水)から21日(金)まで、東京ビッグサイト 青海展示棟で開催された「第10回教育ITソリューションEXPO」に出展しました。教育分野で日本最大規模となる本イベントは、学校・教育現場が抱えるさまざまな課題解決に役立つ製品、サービスが展示され、会場には3日間で約3万人の教育関係者が訪れました。

今年で3回目の出展となるキヤノンブースのテーマは、「競争力に優れた学校運営を支援するICTソリューションのご提案」。これまで文教市場で培ってきた豊富な経験と実績をもとに、お客様の多様なニーズにお応えするソリューション群を展示しました。

「in Campus」の活用シーンをセミナーで紹介

今回の展示では、キヤノングループが開発した教育支援情報プラットフォーム「in Campus」を中心に、文教系ソリューションの紹介を行いました。ブース内に設けたステージでは、キヤノンが提供する教育機関向けソリューションの解説や、教育現場におけるICT活用に関するセミナーが会期を通して開催され、来場者の関心を集めました。

東京大学の情報基盤センター 情報メディア教育研究部門 助教の関谷貴之様からは、「東京大学 情報基盤センターにおけるLMSについて -これまでとこれから-」と題し、「in Campus」を使った新学習管理システム「ICT-LMS」が紹介されました。同大学は2004年に初めてLMSを導入して以降、より多くの教員に利用してもらえるよう、より使いやすく、信頼性の高いシステム構築を進め、現在では全学の基盤システムとして認知されるに至ったとのことです。「ICT-LMS」は同学とキヤノンが共同開発したもので、本年3月に本格運用がスタート。セミナーでは、開発や運用を同センター自ら行うことで担当者の負荷が高かったオープンソースのシステムから、学務システムなどの既存システムとの連携やクラウドへの移行などを実現できる「in Campus」を採用した経緯や、新システムに対する期待や今後改善すべき点などが時系列で解説され、LMS導入を検討する関係者への示唆に富んだ内容でした。

芝浦工業大学の情報システム部 課長の星野 励様は、「教育の質向上に向けたIT活用 -学内開発システムとベンダーシステムの融合-」と題して、運用中のLMS「Scomb(in Campus)」システムの活用状況について紹介しました。同学は「in Campus」の特徴の一つである「柔軟性」に着目し、学内で開発された多くの情報システムとの連携を強化することによる使い勝手向上を図っています。複合機と連携して課題の提出から返却までを自動化する仕組みや、Googleカレンダー、LINEとの連携による学習時間の管理といった先進的な試みが紹介され、大きな成果を上げていることが示されました。また、学生の保護者に向けて情報提供する「保護者ポータル」を開設し、関係者全員で教育の質を高めるという姿勢を強調しました。

このほか、神戸大学の国際人間科学部 助教の軽込郁様が、「『in Campus』を活用した学生派遣プログラム管理(募集から派遣完了・統計管理まで)」、東京電機大学の総合メディアセンター 課長の米村 修様が「東京電機大学における情報セキュリティの取り組み」と題した講演に登壇。人通りの多い通路側に向いたステージとあって、連日多くのお客さまが足を止めて講演に聞き入っていました。

進化を続ける「in Campus」シリーズ

2014年の発売以来、全国の大学をはじめとする教育機関で導入が進む「in Campus」シリーズは、多様化する現場のニーズに応え、理想的な学内ICT環境を提供するための機能の追加や改良を続けています。今年の展示では、より使いやすく、より効果的な教育環境の提供をサポートする取り組みを紹介しました。

学校からのお知らせや日程表など、学内ポータルに必要とされる各種機能を標準装備した「Portal」、授業で使用する資料の配布、課題やレポート提出の管理などを行う「LMS」、学生の主体的な振り返りによる学習支援を支援する「Portfolio」では、新しいUI(ユーザー・インターフェース)を搭載しました。16:9のワイド画面への対応、スマートフォン表示の自動最適化など、学生のライフスタイルの変化に合わせた新UIの採用は、システムの入口としてストレスなくアクセスするために重要なポイントです。

手書きのテストやレポートのスキャン画像から採点結果を抽出する「Scan/Print」では、キヤノンのカラー複合機「imageRUNNER ADVANCE」シリーズとの連携を強化。手書きのテストやレポートをスキャンするだけで、採点結果のOCRによるデータ化や集計、学生へのテストやレポートの返却までの一連の工程を「in Campus」上で実現できるようになりました。

Windows、MacOS、Linuxなど、複数のOSが混在する教育機関の環境を運用・管理する「Device」では、ハイパーバイザー型仮想環境で膨大な数のクライアントを一元管理することによる、管理者の作業負荷を軽減する効果についての展示を行いました。

現場のニーズに応える各種ソリューションを紹介

キヤノンブースでは「in Campus」の他にも、さまざまな特徴を持った教育機関向けソリューションを多数展示しました。

主に小・中・高校に向けて提供される「SHOOL AID」は、「働き方改革」が進められる中、近年大きな社会課題になっている学校教職員の負荷軽減、業務効率化のために開発されたパッケージソリューションです。今回の展示では、生徒情報や成績の管理、各種証明書発行といった各種業務での活用法を紹介しました。

また、キヤノンのインクジェット方式のカラーカードプリンター「CX-G2400」を使ったソリューションも展示しました。学生証の発行は一年のうち短い期間に業務が集中しがちです。そうした業務負荷を軽減するかを、実機を使ったデモンストレーションを行い、インクジェット方式を生かしたプリント速度や、多様な対応メディアなどを紹介しました。

学内データの統合、分析に関する展示では、ウイングアーク1stの「MotionBoard」と「Dr. Sum」を紹介しました。両製品は「BIツール」として主にビジネス分野で広く使われていますが、少子化で学生数が減少する現在、教育機関でも生徒獲得競争を有利に進めるためのデータ活用に注目が集まっています。各種学内システムとの連携でより多くの情報を分析することは運営戦略上重要なポイントになるため、今後の展開が期待されます。

今回のEDIXでは、新たに2社の協賛出展企業のソリューションを展示しました。ニュータニックスジャパンの「Nutanix Enterprise Cloud OS」は、ITインフラを構成するストレージ、サーバーなどのコンポーネントを一つにまとめた製品です。活用することでシステムがコンパクトになり、運用の手間とコストを軽減できることから企業での導入が進んでいます。インフラの運用・管理に関する負荷の増大が深刻になっている教育機関では、こうしたテクノロジーの導入は有効な解決策になります。

フォーティネットジャパンの「FortiNAC」は、マルチベンダー環境における端末の可視化、自動管理を可能にするソリューションです。学生が自分のスマートフォンやタブレット、PCなどを利用して、学内のシステムにアクセスする「BYOD」環境を採用している場合、セキュリティ対策は重要なテーマになります。同社のワイヤレスソリューションを導入することで、学内の無線LANにアクセスするすべての端末の可視化や、個々の端末が抱えるセキュリティ上の問題点を統合的に管理することが可能になります。

ご来場ありがとうございました。

小学校でのプログラミング教育必修化、大学入学共通テストの導入など、教育に関するトピックスが連日のように報道されています。キヤノングループは変化に対応する現場のニーズにITで応えるべく、これからもソリューション拡充に努めてまいります。商品、サービス、ソリューション導入のご相談などございましたら、ぜひお問い合せください。

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