世界報道写真展 2019

「世界報道写真展」は1955年にオランダのアムステルダムで、世界報道写真財団が発足したことにより、翌年から始まった報道写真の展覧会です。毎年、1月~2月にかけて主に前年に撮影された報道写真を対象にしたコンテストが開かれ、十数人からなる国際審査員団によって選ばれた入賞作品が「世界報道写真展」作品として、世界中の約100会場で展示されます。年間を通じて、総計約400万人が会場に足を運ぶ世界最大規模の写真展といえるでしょう。

第62回目を迎える今回は、129の国と地域から4,738人のフォトグラファーが参加し、78,801点の応募がありました。「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「長期取材」、「自然」、「環境」、「スポーツ」、「スポットニュース」、「ポートレート」の部の8部門において、25カ国43人が受賞しました。また新たに、複数の写真で様々な事象を表現した作品を評価する「世界報道写真ストーリー大賞」が設けられ、報道写真の表現が広がりを見せています。日本ではキヤノンマーケティングジャパンが協賛し、6月8日から11月15日まで、東京、大阪、滋賀、京都、大分を巡回します。

主な展示作品

世界報道写真大賞
スポットニュースの部 単写真1位
ジョン・ムーア(アメリカ、ゲッティイメージズ)

国境で泣き叫ぶ少女

2018年 6 月12日、メキシコとの国境沿いにあるアメリカ・テキサス州マッカレンで、ホンジュラスからともに来た母親のサンドラ・サンチェスが国境監視員の取り調べを受けている間、泣き叫ぶヤネラ。

スポットニュースの部 組写真2位
モハメド・バドラ(シリア、EPA通信)

毒ガス使用が疑われる東グータ地区への攻撃で負傷し 、治療を受ける人々

2018年2月25日、毒ガス使用が疑われるシフォニエの村への攻撃で負傷し、治療を受ける人々。

現代社会の問題の部 組写真2位
カタリナ・マーティン・チコ(フランス/スペイン、パノス)

コロンビア革命軍(FARC)による出産禁止後に妊娠

ヨルラディスは、コロンビア革命軍(FARC)に加わっていた間の5回に及ぶ堕胎を経て、6回目の妊娠を果たした。5回目の妊娠の時は、緩めの衣服を着て妊娠6か月になるまで指揮官に知られないようにしていたという。

環境の部 単写真1位
ブレント・スタートン(南アフリカ、ゲッティイメージズ)

アカシンガ―勇気ある者たち

ジンバブエのフンドゥンドゥ野生動物公園で、女性メンバーだけで構成される反密漁武装部隊「アカシンガ」の偽装・隠蔽対策訓練に参加するペトロネラ・チグムブラ(30)。

自然の部 単写真2位
ヤスパー・ドゥースト(オランダ)

フラミンゴのソックス

オランダ領キュラソーのFDOC(カリブ動物と教育財団)で、足の重度の障害を治すのに役立つ急ごしらえの靴下を履き、確認しているベニイロフラミンゴ。

スポーツの部 組写真2位
マイケル・ハンク(チェコ)

彼が泣いているところを目にしたことがない

チェコ共和国のパラアイスホッケー代表チームのキャプテンで、これまでパラリンピックに3大会出場しているズデニェク・サフラネクが、ジムで懸垂している。

世界報道写真ストーリー大賞
スポットニュースの部 組写真1位
ピーター・テン・ホーペン(オランダ/スウェーデ ン、アジャンス・ヴュ/シビリアン・アクト)

移民キャラバン

2018年10月30日メキシコ南部のタパナテペク郊外で、移民を載せるために停車したトラックに駆け寄る人々。途中までの乗車に請求する運転手も中にはいたが、大半は支援の印として無償で乗せた。

巡回情報

東京展

大阪展

滋賀展

京都展

大分展

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