SSL/TLS中継サーバソフトウエア
「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」の新バージョンを販売開始
~ 大規模対応、セキュリティ機能を強化 ~
- ニュースリリース
2020年4月13日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に対応したSSL/TLS中継サーバ「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」及び新オプション「EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Pack」を、2020年4月13日より販売開始します。
2024年のINSネット(ディジタル通信モード)提供終了にともない、電話回線を使った従来型EDIを利用している企業は、インターネットEDIへの移行を余儀なくされます。このような中、一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は、「全銀手順」や「全銀TCP/IP手順」などの電話回線を使った従来型EDIに替わる通信手順として、インターネット対応の新たな通信手順「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」を2017年5月に制定し、移行促進を図っています。
このような中、インターネットEDIへの急速な移行拡大により、サービスベンダーやサーバ側の企業などの大規模EDIシステムを構築する企業においては、接続相手先が増大している傾向があります。また、金融業などのセキュリティに厳しい企業では、クライアントからの接続時にクライアント証明書だけではセキュリティ上不安であるとして、従来の全銀TCP/IPにおける電話番号認証のような多要素認証が求められていました。
これらの課題を解決するため、「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」の新バージョンでは、大規模なシステムへの対応、セキュリティ機能の強化に対応しました。これまでの32接続から最大128接続まで拡張することで、さらに大規模なシステムでの利用が可能になります。また、新オプション製品「EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Pack」の導入により、全銀センターコードなどの複数のパラメータ※1を条件として、不正な通信元からのアクセスを拒否するフィルタリング機能を利用でき、多要素認証が可能となります。
今後、キヤノンITSは「EDI-Masterシリーズ」を中核とするEDIソリューション事業で、2025年までに年間売上高25億円を目指します。製造業、金融業、小売・流通業、医薬品業、サービス業などさまざまな業界、業務における「EDI-Masterシリーズ」の導入ノウハウをもとに、パッケージ販売のみならず、システム構築から導入・運用支援にいたるまでEDIシステム全般をサポートし、目前に迫るインターネットEDIへの移行を強力に支援していきます。
※1全銀センターコードや全銀パスワード、相手先IPアドレス、クライアント証明書をパラメータとしてフィルタリングが可能
価格
製品名 | 標準価格(税別) | 発売予定日 |
---|---|---|
EDI-Master B2B TLS-Accelerator V1.1 | Windows版:200,000円~ Linux版:600,000円~ |
2020年4月13日 |
EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Pack |
Windows版:1,000,000円~ Linux版:1,500,000円~ |
2020年4月13日 |
Extension Packのフィルタリング機能
内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
本件についてのお問い合せ先
- 報道関係者のお問い合わせ先:企画本部 事業推進部 コミュニケーション推進課 03-6701-3603
- 一般の方のお問い合わせ先:EDIソリューション営業本部 東日本営業部 03-6701-3457
- EDI-Masterホームページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/edi/
- ニュースリリースホームページ:https://canon.jp/newsrelease/
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「EDI-Master B2B Standard」「EDI-Master DEX for UNIX/Linux/Windows」「EDI-Master B2B for Mainframe」「全銀TCP通信プログラム」と連携することにより、インターネット対応した全銀TCP/IP手順(「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」の機能を提供します。これらの製品との組み合わせで、一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA、現在はJiEDIA)主催の相互接続試験において、他社製品・サービスとの相互接続を確認済みのため、安心してご利用いただけます。
有償オプション「Extension Pack」の適用により、復号(サーバ)モード時に全銀TCP/IPプロトコルの情報など、多要素によるフィルタリング機能が利用でき、セキュリティ強化を実現できます。
また、全銀TCP/IP手順以外にも、メール(SMTP/POP3/IMAP4)やHTTPのシステムと連携することによっても暗号化通信が可能なため、EDI用途以外でも幅広くご利用いただけます。
※本製品は2021年10月1日に「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」より「EDI-Master B2B for TLS」に製品名称を変更しました。
- ※本システムは、全銀TCP/IP手順、メール、HTTP通信の機能はございません。
- EDI-Master レガシーEDI(JCA,全銀手順,全銀TCP/IP)から、インターネットEDI(JX手順、ebMSv2、ebMSv3、AS2、全銀TCP/IP手順(広域IP網)、Web)まで、様々な業種業界で利用されている、標準プロトコルに対応し、小規模~大規模のEDIまで対応するトータルソリューションをご提供致します。
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Ver.9より、従来の全銀TCP/IP手順に加え、インターネット対応した全銀TCP/IP手順(「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」の機能(SSL/TLS方式)も備わっています。インターネットEDI普及推進協議会(JiEDIA)主催の「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)相互接続試験」において、他社製品・サービスとの相互接続が行えることを確認済み ※1のため、安心してご利用いただけます。
相手先(センター側)に対し、こちらから接続要求を出して通信を実行します。
※本システムにはセンター側の(相手からの着信を待ち起動する)機能はありません
※1 インターネットEDI普及推進協議会 「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)相互接続試験結果」
https://www.jisa.or.jp/tabid/2822/Default.aspx