ニュースリリース

2020年3月2日
キヤノン株式会社

「健康経営銘柄2020」および「健康経営優良法人2020」に選定

キヤノンは、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「健康経営銘柄」に2年連続で選定されました。また、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人」にも4年連続で選定されました。

健康経営銘柄2020ロゴ

健康経営銘柄2020ロゴ

「健康経営銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組んでいる企業を評価し、選定するものです。キヤノンは、創業期から受け継がれている「健康第一主義」を行動指針として掲げ、長きにわたる先進的な労務管理・健康管理の地道な活動が評価され、2年連続で「健康経営銘柄」に選定されました。「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」の全項目で高評価を得ています。
「健康経営優良法人」は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度で、キヤノンは4年連続で選定されました。

■ キヤノンの健康管理に対する取り組み

キヤノンは、初代社長の御手洗毅が医師であり、創業期から受け継がれている「健康第一主義」の行動指針の下、社員が安心して働ける環境を提供するとともに、社員自身も健康状態の自覚・維持・改善を目指す「キヤノン式健康経営」を時代に先駆け実践してきました。
禁煙対策は、2004年から取り組んでおり、2016年に敷地内全面禁煙を実現したことで、より一層、喫煙率低下に繋がり、15年間で16.2パーセントポイント減少しました。喫煙所があった場所に卓球台などの運動施設やコミュニティー活動の場を作るなど環境を整備し、従業員の健康増進に役立てています。
またプレゼンティーイズムへの影響が大きい睡眠改善施策は2007年から注力しており、さまざまな啓発活動や睡眠計を利用した個別睡眠保健指導などを継続的に実施しています。その結果、「睡眠による休養がとれている者」の割合が、取り組み開始当初から10パーセントポイント以上改善しました。さらに、睡眠保健指導を行った者のプレゼンティーイズムも改善したほか、血圧・血糖の数値も改善するなどの効果がみられています。
キヤノンは、今後も専門部門を中心に産業保健スタッフ・労働組合・健保組合が協働してPDCAを実践し、データ分析結果に基づく具体的施策を継続展開することで、より一層健康経営を推進してまいります。

  • プレゼンティーイズムとは、何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態。
  • 「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

PDFダウンロード