みんなの笑顔プロジェクト|活動報告

キヤノンマーケティングジャパングループは、東日本大震災の被災三県に向けた復興・創生推進活動として、コミュニティづくりを支援する「みんなの笑顔プロジェクト ~Smile for the Future~」を実施しています。

「みんなの笑顔プロジェクト」の活動報告

【2021年9月】 宮城県丸森町で写真教室を開催

台風19号被害の未だ復旧工事が続く丸森町で、一眼レフカメラでの撮影を通じて笑顔になって貰い、改めて丸森町の良さを感じて貰う目的で実施されました。
参加者は23名で、講師は写真家のかとうまさゆき先生を迎え、簡単な使い方を教わった後で「沢尻の棚田」へ移動し撮影会を行いました。「沢尻の棚田」は全国の棚田100選にも選ばれている名所で、この季節「沢尻の棚田」のあぜ道に咲く彼岸花風景は見事で、こうべを垂れた稲穂や赤とんぼ等、参加者は思い思いにシャッターを切っていました。
撮影後、大張まちづくりセンターに戻り、お気に入りの写真をインクジェットプリンタでA4サイズ1枚に印刷し、かとう先生が全員の写真の講評を行いました。
参加者からは「一眼レフカメラは使い方が難しいと思っていたが、使ってみたら綺麗な写真が簡単に撮れるので欲しくなった」「教室で教わり今までとは違った雰囲気の写真が取れて良かった」「今回のベストショットを沢尻棚田写真コンテストに応募したいと思う」などの感想が寄せられました。

【2021月10月】 仙台うみの杜水族館で写真教室を開催

仙台うみの杜水族館で「みんなの笑顔プロジェクト」を実施、その晩に行われた水族館主催の「カメラナイト」も併せてキヤノンで支援を行いました。仙台うみの杜水族館は東日本大震災で津波被害があった松島水族館を、2015年に復興の象徴として仙台市に移転オープンした水族館です。
今回は2部構成と言うこともあり総勢60人強の参加者をお迎えして、主に昼はご家族連れ、夜はカメラ撮影を真剣に取り組む愛好家の方々が参加されました。昼夜ともに参加者頂いた方々の多くの笑顔を見ることが出来ました。

【2021月11月】 福島市写真美術館で写真教室を開催

福島市写真美術館で「みんなの笑顔プロジェクト」写真教室を実施致しました。
福島市写真美術館は大正11年に建てられ福島市有形文化財になっている建築遺構で、東日本大震災では建物の壁の亀裂、内装の崩落等により全面使用中止となり約10年間休館を余儀なくされましたが、2020年5月にリニューアルオープンしました。
今回の「みんなの笑顔プロジェクト」では菊池館長の紹介で、福島市出身のドール作家で世界的に活躍されている大竹京先生にも協力して頂き、館内に4組の人形を貸出設置して貰い歴史建造物と人形を絡めて撮影し、福島市写真美術館の良さを再認識して貰う企画となりました。
参加者した高校生からは「普段使っているスマートフォンで撮っている写真と一眼レフの写真の違いに驚いた」と感想を貰いました。同行された先生からは「今回生徒達のベストショットのプリントは非常にすばらしいので、来週の文化祭で展示させて頂きます」とうれしい言葉も頂きました。

【2021月12月】 岩手県岩泉町立大川小学校で写真教室を開催

岩泉町立大川小学校は146年間を数えるの歴史ある小学校ですが、現在の在校生は9名(最盛期は300名)で、現地のNPO法人ぱぁとなぁより本年度で閉校になってしまうので、最後の良い思い出として写真教室をやって貰えないかとの相談があり実施することになりました。
今回は大川小学校の在校生や先生含め参加卒業生の最高年齢は76歳と幅広い方々に参加して貰い開催しました。講師はかとう先生で、使い方や思い出に残る写真撮影の仕方を分かりやすく教えて貰ってから撮影に入り、校門と校舎を絡めた撮影、校舎入口の下駄箱、廊下や教室の机や椅子等、思い出の校舎を撮影していきました。また、事前に6年生の教室黒板へ在校生と先生達が、大川小学校校舎への感謝のメッセージも書いてくれており、メッセージの入った黒板の前で思い思いにシャッターを切り思い出に残しました。

写真家:かとうまさゆき先生 プロフィール

日本の自然を中心に国内外の風景や動植物などを撮影し続ける。30年ほど前より奥さまの故郷である宮城県気仙沼の自然や港町の情景を撮影していたが、東日本大震災を機に事務所を気仙沼に移転。気仙沼市民となり復興の記録を撮影し続けるとともに、地域を取材し、気仙沼の魅力を各地に発信している。カメラ・レンズ・ストロボ・プリンターなどに関連した仕事で養った技術を活かし、市民活動として写真の持つ魅力を講演し、変貌しつつある街の記録撮影を指導している。また、各地でデジタルカメラの技術指導や撮影会、講演活動やコンテストの審査などを行っている。
公益社団法人日本写真家協会会員