みんなの笑顔プロジェクト|活動報告

キヤノンマーケティングジャパングループは、東日本大震災の被災三県に向けた復興・創生推進活動として、コミュニティづくりを支援する「みんなの笑顔プロジェクト ~Smile for the Future~」を実施しています。

「みんなの笑顔プロジェクト」の活動報告

【2022年7月】「みんなの笑顔プロジェクト」in さかさ川キャンプ場開催!

宮城県東松島市のさかさがわキャンプ場において「みんなの笑顔プロジェクト」写真教室を開催してきました。東松島市赤井市民センターからの依頼で、講師には気仙沼市在住の写真家のかとうまさゆき先生を迎え実施しました。さかさがわキャンプ場は地元のイラストレーターで阿部 雄さんが所有する自然豊かな私設キャンプ場で、地元の人達にもあまり知られていない知る人ぞ知る場所です。全国的に里山が年々少なくなっている中、里山に関心を持ってもらうきっかけにしたいと約40年程前から少しずつ手作りで山小屋やツリーハウス、ブランコなどが整備されています。冒頭、阿部さんよりさかさ川キャンプ場の説明を受けた後に、かとう先生よりカメラの使い方のレクチャーが行われ、その後、キャンプ場内のコースを、木々や植物、昆虫の説明をしてもらいながら自由撮影を行いました。途中里山づくりで木々の密集状態を避ける間伐が重要な作業とのことで、貴重な杉の木の皮むき作業を体験させてもらいました。 最後に各人が撮影した中より当日のベストショット1枚をPIXUSでA4プリントを行い、かとう先生より講評してもらい写真教室は終了となりました。参加者からは「童心に戻れ本当に楽しい時間を過ごせてとっても良かった」「一眼レフカメラでたくさん写真が撮れプリントまで出来て本当に楽しかった」「以前からEOSを使っていたが、やはり使いやすいので次もEOSを買うことを決めました」と嬉しい感想を頂きました。

【2022年7月】「みんなの笑顔プロジェクト」in 福島県環境創造センター 開催!

福島県三春町にある福島県環境創造センターのコミュタン福島(環境創造センター 交流棟)において社会貢献活動の「みんなの笑顔プロジェクト」写真教室を写真家のかとうまさゆき先生を迎え開催しました。福島県環境創造センターは原子力災害により甚大な被害を受けた福島県で、環境の回復と創造に向けて2016年に整備された施設で、交流棟の愛称コミュタン福島は放射線や環境問題を身近な視点から理解し環境の回復と創造への意識を深めて貰う施設となっています。今回は福島県より地域に慣れ親しんでもらう為に、力を貸して欲しいと依頼があり、福島県環境創造センターの交流棟のコミュタン福島で実施する運びとなりました。冒頭、かとう先生より一眼レフカメラの使い方の講義を受けた後に、今回は野生生物共生センターの協力で、地域にも生息しているカモシカ、熊、キツネ、タヌキ、ムササビなどのはく製を展示して貰い、かとう先生がその動物達の生態や特徴をくわしく説明して貰ってから思い思いに撮影を行いました。また、プランターに植えられた一輪の花にピントを合わせて、ズームリングを回しながら同時にシャッターボタンをズームテクニックにもチャレンジし、大人から子供まで大いに盛り上がりました。その後、館内施設の説明を受けながら自由撮影した後に、各人のベストショット1枚をPIXUSでA4プリントしてからかとう先生より講評して貰い写真教室は終了しました。参加者のほとんどは初心者でしたが「一眼レフカメラで迫力ある動物の写真が撮れてとても楽しかった」「EOSを買って写真を趣味にしたくなった」と嬉しい感謝の言葉を頂きました。

【2022年9月】「みんなの笑顔プロジェクト」in 宮古市開催!

東日本大震災の翌年2012年より始まった「みんなの笑顔プロジェクト」ですが、今回で40回目を迎え、岩手県宮古市の「道の駅シートピアなあど」において実施してきました。宮古市のみやこ浄土ヶ浜遊覧船は2011年の東日本大震災で、2隻の観光船が津波被害にあいながらも残った1隻で遊覧船運行を続けていましたが、2021年1月11日に58年の歴史に幕を下ろしましたが、運航終了後、多くの市民や観光関係者から終了を惜しむ声と、「浄土ヶ浜観光の象徴として、遊覧船は必要である」との多くの声が届けられたことから、令和3年7月から「クラウドファンディング」で協力金を募り、宮古市の新しい遊覧船として2022年7月17日(日曜日)から再スタートすることができました。宮古市の企画課より復活した観光船を広くアピールするのに、是非協力して欲しいと要請があり今回実施する運びとなりました。講師には写真家のかとうまさゆき先生を迎え、今回は「うみねこ丸」に乗船し遊覧船ルートも含めた写真教室を実施しました。参加者は小学生3年生から大人は88歳の方まで幅広い年齢の方々が参加いただき、最初にカメラの使い方を学んでから、午前は会場のすぐ横にある出崎ふ頭より「うみねこ丸」に乗船し、10分程で浄土ヶ浜の船着き場まで移動し歩きながら浄土ヶ浜まで撮影しました。昼休憩をはさんで午後はメインの「うみねこ丸」で浄土ヶ浜周辺を遊覧コースの船上撮影会に臨み、三陸海岸エリア屈指の景勝地である浄土ヶ浜、青野洞窟、ローソク岩など三陸海岸屈指の景勝地ならではの絶景をカメラにおさめました。また、「うみねこ丸」の名物は沢山のうみねこが集まってくる船上での餌やり体験で、船上ではうみねこパンが販売されており、真近に飛んでいる野生のうみねこと触れ合うことができ、大人から子供まで歓声を上げながら野生のうみねこへの餌やりシーンをシャッターにおさめていました。天候は時々小雨の中での撮影会でしたが、浄土ヶ浜の海の色は「うみねこ丸」のデザインカラーにもなったエターナルグリーン(永遠の緑)が映えて、とても美しい写真が撮影できました。最後にベストショット1枚をPIXUSでA4プリントしてからかとう先生より講評して貰い写真教室は終了しました。初めてミラーレス一眼を使った参加者からは「驚くほど軽くて小さく本当に使いやすいので欲しくなりました」宮古市の企画課からは「宮古市の遊覧船の復活と浄土ヶ浜の良さを改めて知って貰える機会を支援して貰え本当に助かりました」と嬉しい感謝の言葉を頂きました。

写真家:かとうまさゆき先生 プロフィール

日本の自然を中心に国内外の風景や動植物などを撮影し続ける。30年ほど前より奥さまの故郷である宮城県気仙沼の自然や港町の情景を撮影していたが、東日本大震災を機に事務所を気仙沼に移転。気仙沼市民となり復興の記録を撮影し続けるとともに、地域を取材し、気仙沼の魅力を各地に発信している。カメラ・レンズ・ストロボ・プリンターなどに関連した仕事で養った技術を活かし、市民活動として写真の持つ魅力を講演し、変貌しつつある街の記録撮影を指導している。また、各地でデジタルカメラの技術指導や撮影会、講演活動やコンテストの審査などを行っている。
公益社団法人日本写真家協会会員