東日本大震災 復興・創生に向けた取り組み

東北復興・創生推進室の取り組み

復興・創生のためにキヤノンにできること

キヤノンマーケティングジャパングループ(以下、キヤノンMJグループ)は、東日本大震災発生時に阪神・淡路大震災の教訓を活かし、「早く支援を開始しなければならない」「支援のアンマッチを起こしてはならない」という2つの想いにより、従業員が現地に駐在して、困っている方々の正確な状況把握をスタートしました。そして2012年より仙台支店を拠点とする「東北復興・創生推進室」を立ち上げ、さまざまな活動を行ってきました。被災沿岸部の自治体、大学などの学術機関、大手民間企業と連携を図り、時間とともに変化する現地の課題をとらえ、企業としてできることは何かを考えながら長期的な支援活動を推進しています。
今後も、キヤノンMJグループならではの技術を活かして、東北の復興・創生に貢献していきます。


キヤノンイーグルス、宮城県立佐沼高校ラグビー部とオンライン交流会開催

東北被災地の復興支援活動の一環として、キヤノンイーグルス全面協力のもと、宮城県立佐沼高校ラグビー部とのオンライン交流会を12月に開催しました。

この交流会は、2019年11月に開催し好評を博した宮城県内でのラグビー交流会を2020年5月に計画していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の影響によって中止になったため、イーグルスと共にあらためて実施方法等を模索し、オンライン形式で開催することになりました。

ラグビー交流会は、宮城県立佐沼高等学校ラグビー部の皆さんと、キヤノンイーグルスから現役2名の選手とチーム事務局の3名の方にご参加頂きました。

佐沼高校の直近2試合の公式戦の試合の動画を、事前にイーグルスのみなさんに分析してもらい、交流会当日にはその動画から、気になったプレーに対して“この時なぜこのプレーを選択したのか” など、試合当時を振り返りながらオンラインでディスカッションしました。また、佐沼高校が取り組んでいきたいディフェンスやエリアマネジメントなどについても、イーグルス選手からのアドバイスを受けることができ、イーグルスがチームで行っている基本的なコミュニケーション(約束ごと)を紹介してもらうなど、大変有意義なラグビー交流会となりました。
佐沼高校はこの後新人大会、東北地区大会と戦っていきますが、2021年には今回の交流会の成果を検証するラグビー交流会も開催したいと考えています。

今回、オンラインによるラグビー交流会を初めて開催し、手探りの部分も多々ありましたが非常に好評でした。今後もブラッシュアップしていきながら継続的に開催していきたいと思います。

オンライン交流会 教室の風景
オンライン交流会の様子

ふるさとCM大賞への協賛

宮城県、岩手県内の各自治体が「おらがまち自慢」のオリジナルCMを作成して競い合う東日本放送(宮城県)、岩手朝日テレビ(岩手県)の制作番組『ふるさとCM大賞』に特別協賛しています。
例年は各自治体が集まって大ホール会場での審査会が行われていましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の影響により、各自治体より応募された作品を審査する形での開催となり、その審査の様子が番組として収録されました。

自治体広報担当者向け写真研修を実施

写真研修の様子
岩手県、宮城県、福島県それぞれの市町村広報担当者向けに、「見やすく、分かりやすい魅力的な広報紙制作のサポート」を目的に、実践的な一眼レフカメラでの写真撮影研修を開催しました。
宮城県では8月25日に「仙台支店」において参加人数35名、岩手県では9月9日に「エスポワールいわて」において参加人数14名、福島県では10月14~15日に「郡山教育研修センター」において参加人数53名と多くの方々にご参加いただきました。
3県とも専門の資格を持った当社グループの社員が講師を受け持ち、前半は座学にて一眼レフカメラの基本的な操作などの学習をしていただき、その後屋外での実践研修を行いました。

「減災教育研究助成基金」への寄付

東北大学 災害科学国際研究所では、「減災教育『結』プロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトは、震災の経験を風化させず次世代へ語り継いでもらうことや、いざというときの対応力を高めることを目的としており、減災についての知識を深めるためのツールとして開発した「減災ハンカチ」を、小学5年生を対象に教材として配付し、これを活用した出前授業を展開しています。
2018年度ジャパン・レジリエンス・アワードにて金賞を受賞するなど、優れた減災教育として社会からも高く評価されており、キヤノンMJは2015年より毎年50万円の寄付を行い、東北復興に取り組む企業として貢献しています。

一昨年より「主な協賛企業」として、唯一キヤノンMJの企業名が教材に記されました。

「みちのく未来基金」への寄付

東日本大震災遺児に対する「大学および専門教育への進学」に焦点を当て、将来、東北の地、ひいては日本を支える人材育成に寄与することを目的に2011年10月に設立された「公益財団法人みちのく未来基金」に対し2014年より、毎年寄付を継続して行っています。同基金は震災遺児(高校生)を対象に進学希望者に対し入学金・授業料の全額を給付しています。
キヤノンMJは、今後も同基金への寄付を通じて震災遺児の教育を支援し、東北復興に貢献していきます。

【みちのく未来基金について】

  1. 給付金の返済は不要。人数制限はなく、事前にエントリーシートを提出する。
  2. 一律の給付ではなく志望進学先に必要な入学金・授業料を給付。
  3. 法人の運営費用には一切使用せず、寄付金全額を生徒の学費に充当。
  4. 寄付金の使途および運営費用はホームページ上で公開。

「東北3.11基金」

公益財団法人パブリックリソース財団の「東北3.11基金」は、東日本大震災で影響を受けた子どもたちや保護者を支援しています。
キヤノンMJグループの一部の事業所では、事業所に設置してある自動販売機の売上の一部を「東北3.11基金」に寄付するしくみを導入・運用しています。2019年は213,601円の寄付を行いました。

各種イベントを通じた支援

みんなの笑顔プロジェクトの実施

キヤノンMJグループは、2012年1月から、東日本大震災の被災地に向けた復興支援活動として、「写真を楽しもう・自然と遊ぼう」をコンセプトとした「みんなの笑顔プロジェクト~Smile for the Future~」を実施しています。写真撮影プログラムや自然体験プログラムを通して、人と人とのコミュニケーションづくりや、子どもたちの心を育むお手伝いを行っています。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の影響により例年より、半数程度の実施となりました。主催者、参加者の方々の協力を得て、2020年は宮城県石巻市鮎川地区、岩手県久慈市、にて写真教室を開催し、34名の方々にご参加いただきました。