その他の社会貢献活動
キヤノンマーケティングジャパングループ(以下、キヤノンMJグループ)は、「社会貢献活動の基本的な考え方」に基づき、「人道・災害」「環境保全」「社会福祉」「地域社会」「教育・学術」「芸術・文化・スポーツ」などさまざまな分野で、社会貢献活動を展開しています。
人道・災害
キヤノンMJグループは、災害や貧困で苦しむ多くの方々に対して、国際機関やNPOなどを通じたさまざまな支援を行っています。
東日本大震災の復興支援
被災地のコミュニティづくりを支援する写真教室の開催や、公共性の高い施設へのAEDの寄贈などを行っています。また、公益財団法人みちのく未来基金など、東日本大震災の被災地で復興支援を行う団体への寄付を行いました。
食堂での「復興支援フェア」の開催

災害への支援
令和元年台風第19号の影響により、日本列島の各地で大きな被害が発生しました。キヤノンMJグループでは、被災地および被災者の方々への支援を目的として、社会福祉法人中央共同募金会へ500万円の寄付を行いました。
WFP 国連世界食糧計画への支援
キヤノンMJは、飢餓と貧困の撲滅を使命として途上国で食糧支援を行うWFP (国連世界食糧計画)を支援しています。またその一環として、2008年12月からはWFPの日本公式支援窓口であるNPO法人国連WFP協会に評議員として参加しています。
キヤノンMJグループの一部の事業所では、事業所に設置してある自動販売機の売上の一部を国連WFP協会の「学校給食プログラム」に寄付するしくみを導入・運用しています。2019年は、195,833円の寄付を行いました。
環境保全
キヤノンMJグループは、環境保全に積極的に貢献しています。
ベルマーク運動
子どもたちに資源の大切さを知ってほしいという願いを込め、キヤノンMJは、2005年4月よりベルマーク運動に協賛しています。 一般的なベルマークを集める協賛方法とは異なり、ベルマーク教育助成財団に登録されている学校が使用済みのインク・トナーカートリッジを集め、これをキヤノンMJが回収して、回収数に相当するベルマーク点数を学校に進呈しています。2019年は125.2トンを回収し、合計で17,614,610点を参加校※に進呈しました。
使用済みインク・トナーカートリッジ回収を通じたベルマーク運動の活動の輪が拡がっています。
-
※
参加校: 18,167校(2020年2月末時点)
社会福祉
キヤノンMJグループは、AED(自動体外式除細動器)の普及活動など、社会福祉の充実を目指しています。
AEDを使用した心肺蘇生講習
日本国内では、年間8万件以上※の突然の心停止が発生しており、救命処置が間に合わずに命を落とすケースも少なくありません。キヤノンMJグループでは、社会に貢献する事業として2009年よりAEDの販売を開始しました。2010年からは従業員のインストラクターを育成し、現在、グループで約500名のインストラクターを全国に配備しております。お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さま向けに心肺蘇生講習を実施するなど、一次救命活動の普及に取り組んでいます。
今後も、キヤノンMJグループでは「AED」と「心肺蘇生」の普及活動を行うことにより、一人でも多くの方々の「人命救助」に関わりたいと考えています。また、この活動を通じ、広く地域・社会に貢献していきます。
- ※
総務省消防庁「令和元年版 救急・救助の現況」より


心肺蘇生講習 | 件数 | 人数 |
---|---|---|
目標 | 2020年までの講習受講者延べ20万人以上 | |
2015年までの実績合計 | 7,454件 | 104,448名 |
2016年実績合計 | 1,312件 | 18,579名 |
2017年実績合計 | 1,478件 | 19,180名 |
2018年実績合計 | 1,240件 | 19,690名 |
2019年実績合計 | 1,496件 | 21,076名 |
累積 | 12,980件 | 182,973名 |
地域社会
キヤノンMJグループの全国の事業所では、地域住民の方々とのコミュニケーションを深めるとともに、地域社会に貢献しています。
キヤノンキッズパークを開催


キヤノンMJでは、品川、銀座、大阪の3カ所で、小学生を中心とした子供たちを対象にした夏休みイベント「キヤノンキッズパーク」を毎年開催しています。地域の親子をはじめ、たくさんの方々にご参加いただいています。
イベントでは仕事体験ワークショップや撮影体験ワークショップなど、普段では体験できない親子の夏休みの思い出となるキヤノンならではのプログラムを数多く実施しています。
「テクノフェスタ」での地域交流:クオリサイトテクノロジーズ


クオリサイトテクノロジーズは、「来て・見て・触って体験しよう! IT・金融の仕事に触れるチャンス」をテーマにした名護市主催のキャリア教育イベント、「テクノフェスタ」に2019年も出展しました。
今回は、社員の有志メンバーがこのイベントのために「Air Hockey」ゲームを作成しました。参加者はプロジェクターで映されたボールをラケットで相手と打ちあいます。
その他、小さい子どもに大人気の「段ボール迷路」や、保護者の休憩用に会社のマッサージ室を開放して、「無料マッサージ体験会」を開催しました。
約700名の方にご来場いただき、沢山の笑顔であふれた一日になりました。
教育・学術
キヤノンMJグループは、未来を担う子どもたちの育成を支援するため、さまざまな活動に取り組んでいます。
中高生の企業訪問に協力
キヤノンMJは、高校や中学校が行っている課外学習の一環としての企業訪問を積極的に受け入れています。
企業訪問では、ショールーム・ギャラリーの見学とデジタル一眼レフカメラ体験、キヤノンの環境への取り組みのレクチャーの2つのプログラムからひとつをお選びいただけます。2019年は、104校延べ760名の訪問を受け入れました。この取り組みにより、会社や仕事に対して理解を深めていただき、将来の進路決定に役立てていただきたいと考えています。
「キヤノンITソリューションズ 特別プログラミングラボ」を実施:キヤノンITソリューションズ

キヤノンITソリューションズは、子どもたちにプログラミングの楽しさを実感してもらうために、小中学生向けのプログラミング教室「キヤノンITソリューションズ 特別プログラミングラボ」を天王洲事業所と大阪事業所で実施しています。
この特別プログラミングラボは、パソコンを使って簡単なプログラムを作成し、ロボットを動かしたり、ゲームを作ることにより、子どもたちにプログラミングの楽しさを体感してもらいます。2019年は、小学1年生から中学2年生までの70名の小中学生に参加いただきました。
キヤノンITソリューションズは、得意とするIT技術を生かした社会貢献活動を継続していきます。
芸術・文化・スポーツ
キヤノンMJグループは、芸術・文化・スポーツの振興をさまざまな形でサポートし、豊かな社会の実現に貢献していきます。
写真文化の発展に寄与する「写真甲子園」への協賛

キヤノンMJは、写真の町・北海道東川町で開催されている「写真甲子園(全国高等学校写真選手権大会)」に協賛しています。
この大会は1994年より毎年開催され、2019年で26回目を迎えました。2019年の本戦では、全国の応募高校500校から選抜された18校が集い、東川町とその周辺地域の美瑛町、上富良野町、東神楽町や旭川市などを撮影エリアとした作品によって優勝が競われました。
キヤノンMJでは、すべての本戦出場校にデジタル一眼レフカメラEOS、EFレンズ、インクジェットプリンターPIXUSの貸出と、大会期間中に使用するインクカートリッジ、用紙の提供を行っています。
この協賛を通じ、高校生らしい創造性の育成や写真技術の向上と写真文化の発展に寄与するとともに、地域活性化にも貢献しています。
ウィーン少年合唱団日本公演に協賛

「天使の歌声」ともいわれる澄んだ美しい声で、世界中の人々に愛され続けるウィーン少年合唱団。その日本公演に、2005年より2019年まで特別協賛し、国際文化交流に貢献しました。公演会場ではユニセフ支援への呼びかけを行い、来場者から集まった募金を公益財団法人日本ユニセフ協会に毎年寄付を行ってきました。(2019年:675,424円)
※2019年を最後にウィーン少年合唱団日本公演の協賛を終了しました。
また、2019年は児童養護施設の音楽に興味のある子どもたち(10施設57名)や、合唱部、音楽部に所属する中高生(10校179名)を無料で公演に招待しました。子どもたちの未来につながる夢や希望の一助となることを目的としています。
トップパートナーとしてJリーグをサポート
キヤノンとキヤノンMJは、地域に根ざしたスポーツ文化の振興を目指すJリーグの「Jリーグ百年構想~スポーツでもっと幸せな国へ。~」の理念に共感し、1996年より2019年までトップパートナーとしてJリーグをサポートしました。カメラ・レンズなどの機材貸出や撮影体験イベント開催など、さまざまな支援を通じてサッカーの魅力をお伝えしてきました。
- ※
2019年を最後にJリーグのトップパートナーとしての協賛を終了しました。
