トップメッセージ

社会課題を解決する高付加価値ビジネスの創出を通じて、サステナブルな社会の実現に寄与し、お客さまとともに成長していく。それが私たちの願いです。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
足立 正親

近年、私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化し、自然災害や新たな感染症への対応など、克服しなければならない地球規模の社会・環境課題が山積しています。キヤノンマーケティングジャパングループは 、キヤノングループの企業理念「共生」のもと、事業を通じて社会課題を解決するとともに、サステナブルな社会づくりに貢献することを目指してきました。これは、2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」にも通じるものです。私たちは引き続き、社会の変化に対応しつつ、様々な目標を達成することに寄与してまいります。

ITソリューション事業を通じた社会・経営課題の解決

人手不足の解消と生産性向上を目指した働き方改革、さらに新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に、テレワークの促進やサテライトオフィスの設置などが加速し、それらを支えるITへの需要がさらに高まっています。
当社グループのITソリューション事業は、2019年末時点で、当社グループの売上の1/3を占めるほどのビジネスに成長しました。2020~2022年の中期経営計画でも、「高収益企業グループ」に向けた成長戦略として、社会やお客さまの変化に先んじたソリューションの提供で収益の最大化を目指し、ITソリューション事業に注力することを掲げています。
私たちは、ますます高度化・多様化するITニーズにも対応した、高付加価値ビジネスの提供を通じて、社会からの要請であるさまざまな社会・経営課題を解決し、お客さまとともに成長していきたいと考えています。

豊かな生活と地球環境を両立する社会づくりへの貢献

地球温暖化が原因とみられる豪雨・台風といった自然災害の甚大化や、プラスチックごみによる海洋汚染など、私たちに直接的な被害を及ぼす環境問題が深刻化しています。サステナブルな社会の実現には、これら環境問題の解決が欠かせません。
私たちは、環境ビジョン〈『未来の森』2020〉のもと、自社のCO2排出量削減に加え、製品・ITソリューションでお客さま先や社会全体のCO2排出量削減に取り組み、豊かな生活と地球環境を両立する社会づくりへの貢献を目指しています。
製品分野においては、省エネルギー性能の高い製品の販売のほか、カーボン・オフセット製品の提供、使用済み製品のリユース・リサイクルなどに取り組んでいます。
またITソリューション分野においては、業務フローの電子化・ペーパーレス化を実現する「ドキュメントソリューション」に加え、お客さまの経営課題そのものを解決する「業種別ソリューション」を提供しています。例えば、在庫の適正化や物流の効率化などを支援する、製造業向けの商品需給計画システムは、ロジスティクス担当者の働き方改革やトラックドライバー不足の課題を解決するとともに、環境負荷低減にも寄与しています。
さらに環境コミュニケーション活動にも積極的に取り組み、限りある資源の大切さを学んでいただく機会として、キヤノングループのリユース・リサイクル施設である「キヤノンエコテクノパーク」の見学会や、全国の小学校を対象にした「キヤノン環境出前授業」などを実施しています。このような活動を通じて、私たちの環境に対する姿勢や取り組むべき課題などを社会の皆さまと共有することが、将来の環境問題解決につながると信じています。

  • カーボン・オフセット:自らが削減できないCO2排出量を他者が創出した排出削減・吸収量で埋め合わせ(オフセット)することで、社会全体のCO2排出削減を促進する取り組み。

サステナブルな社会の実現を目指して

当社はこれまで企業が環境や社会に与えるマイナス影響(リスク)を小さくする基本的なCSR活動に加え、プラス影響(機会)を伸ばす活動にも取り組んできました。
CSRの捉え方も、10年以上の時を経て大きく変化しました。「企業の社会的責任」という枠を超え、これまで私たちが取り組んできた「本業を通じた社会課題の解決」がますます期待されるようになりました。SDGsへの注目度が年々高まっていることが表しているように、まさに事業戦略との一体化がより一層重要になっていることを感じています。経営幹部の間でも、SDGsやESGを経営に取り入れることの重要性、社会とともにサステナブルな成長を遂げていくことの意義が再認識されています。
不透明な状況が続く昨今ではありますが、私たちキヤノンマーケティングジャパングループは、今後もこうした考え方を積極的に経営に取り入れながら、お客さまの「真のパートナー」として、サステナブルな社会と地球環境の実現に向けて取り組んでまいります。