イメージング店舗の販促効果を高めるためのデジタルサイネージ活用術。ディスプレイを活用したサイネージの6つの注意点とは?

店舗の販促効果を高めるためのデジタルサイネージ活用術 ディスプレイを活用したサイネージの6つの注意点とは?

クラウドやインターネットを駆使した大掛かりなものから、USBメモリーを使ったスタンドアロン型まで。ポスターや看板に代わる広告・情報発信の手段として、デジタルサイネージの活用が急速に広がっています。

時間や場所、目の前のターゲットに合わせた情報を発信できることや情報をリアルタイムで更新できること、音楽・動画を利用して目をひく表現が可能なことなどから、街頭や駅の構内、大型商業施設、スーパー&コンビニエンスストアの店頭など、街じゅうの至るところに普及。国際的なイベントが頻繁に開催される中、災害対策や訪日外国人向けの情報伝達メディアとしても大いに期待されています。

しかしながら、デジタルサイネージの導入を検討する際には6つの注意点があります。ここでは、その注意点についてご紹介し、解決方法を探ります。



1:ディスプレイサイズと導入コスト「大画面になるほど、コストもぐんと跳ね上がる液晶ディスプレイ」

大画面になるほど、コストもぐんと跳ね上がる液晶ディスプレイ
大型ディスプレイによるデジタルサイネージは、優れたアイキャッチ効果で行き交う人々を引き止め、インパクトを持って訴求できます。しかし、例えば100インチクラスの液晶ディスプレイを使用してデジタルサイネージを実現しようと思うと、液晶ディスプレイ単体だけでおよそ200~300万円。多大なコストが掛かります。

2:マルチスクリーンの弱点「マルチスクリーンの場合、どうしても気になるのが画面のつなぎ目」

マルチスクリーンの場合、どうしても気になるのが画面のつなぎ目
コストを抑えつつ、インパクトある大画面で映像を流したい。そんな場合には、複数の液晶ディスプレイを積み上げて1枚のスクリーンに見立てる「マルチスクリーン」という選択肢があります。ただし、注意しなければならないのが、ディスプレイ間の継ぎ目のベゼル(モニターのフレーム)が目立ち、どうしても邪魔になってしまう点です。せっかく用意したデジタルサイネージの映像。パッと見で見えづらい印象を持たれてしまうのはもったいないことです。

3:製品と映像の露出バランス「映像ばかりが目立ち、肝心の商品が埋もれてしまってるケースも」

映像ばかりが目立ち、肝心の商品が埋もれてしまってるケースも
デジタルサイネージを用いた売り場演出の一つが、柱や壁面に液晶ディスプレイを常設し、その前面に製品を展示するというスタイルです。注目を集める意味では一見最善の方法にも思えますが、デジタルサイネージのインパクトばかりが目立ち、本来見てもらいたい、買ってもらいたい製品が埋没してしまっているケースがよくあります。店頭における映像の役割はあくまでも製品の魅力を演出することであり、まさに本末転倒になってしまっています。

4:可動性の限界「常設での使用が基本であり、移動や持ち運びには不向き」

常設での使用が基本であり、移動や持ち運びには不向き

サイズが大きくなるにつれて重量もどんどん重くなるため、店頭や壁面などに一度設置したら、そのまま常設して使用するケースが多い液晶ディスプレイ。例えば、売り場の改装やお客様の動線の変化に応じてフレキシブルに配置を変更したり、屋外などで何かイベントを行う際に持ち運んで設置するような使い方はあまり現実的ではなく、一度設置してしまったら、デジタルサイネージのある場所を中心に売り場や店舗のレイアウト・商品配置を検討しなければならないことに…。これでは本末転倒です。

5:デジタルサイネージの風景化「ただ設置するだけでは、もはや注目されないデジタルサイネージ」

ただ設置するだけでは、もはや注目されないデジタルサイネージ
広告をはじめ、さまざまな情報発信に欠かせないメディアとして、今や日常生活で当たり前のものになりつつあるデジタルサイネージ。同業他社や隣接する店舗など、どこも似たり寄ったりのデジタルサイネージを採用している今では、少しばかり凝った映像をつくったところで期待どおりのインパクトを与えられるとは限りません。内容はともかく、デジタルサイネージ自体が「風景の一つ」として見過ごされてしまい、思うように注目を集められない場合があるのです。

6:設置スペースの有限性「注目される場所に置きたくても、実際に置ける場所は限られている」

注目される場所に置きたくても、実際に置ける場所は限られている
人が多く滞留する場所など、その空間の中で最も訴求効果の高い場所を選び、ピンポイントで設置することでより高い効果が期待できるデジタルサイネージですが、実際のところはそこまで設置の自由度は高くありません。それなりの大きさの液晶ディスプレイになると、置けるスペースはどうしても限られてきてしまいますし、無理やり中途半端な場所を選んで設置しても、デジタルサイネージの本来の効果は半減してしまいます。また、ガラス張りのような明るい店舗の場合、外から見た時にディスプレイの背面が見えてしまい、店舗景観が低下してしまいます。

以上がデジタルサイネージを選ぶ時の注意点です。では、これらを解決する方法はあるのでしょうか?

解決の方法新たな可能性として浮上するのが、“プロジェクションサイネージ”

世の中への浸透とともに描写の鮮やかさはより一層進化してきている一方で、コストや設置場所の問題、情報発信メディアとしての独自性の低下など、さまざまな弊害や弱点もわかってきた液晶ディスプレイによるデジタルサイネージ。今後の導入の際には、インパクトある大画面の映像を低コストで実現でき、設置の自由度も高いプロジェクターを使用したデジタルサイネージも一度ご検討されてみてはいかがでしょう。


プロジェクターを活用したデジタルサイネージの詳細やメリットについては、下記のコラムでまとめています。ぜひご覧ください。



事例のご紹介

キヤノンのプロジェクターは、プロジェクションマッピングやデジタルサイネージ用途として、多くのお客さまに選ばれています。

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