Microsoft Outlook 2016:バージョン1806以降の環境で、アカウントの設定が変更できません。

パソコンなんでもQ&A 1月号

Outlook 2016でバージョン1806以降の環境で、アカウントの設定が変更できない場合の設定です

Question

Microsoft Outlook 2016：バージョン1806以降の環境で、アカウントの設定が変更できません。

従来のOutlookでは、初期設定後にアカウント設定を変更したい場合は、「ファイル」＞「アカウントの設定」＞「変更」からポートやサーバーの編集ができましたが、バージョン1806以降では以下のような画面が開き、詳細な変更ができないようになっています。

「次へ」をクリックすると、「アカウントが正常に更新されました」と表示され、「完了」ボタンで閉じる操作のみが可能です。

Answer

現在確認されている2つの設定変更手順をご紹介します。

※
Windows 10 バージョン1803以降の環境での手順です。

1. コントロールパネルから設定を変更する方法

タスクバー内スタートボタン隣の「ここに入力して検索」の中に「con」と入力します。最も一致する検索結果に「コントロールパネル」が表示されますのでクリックします。
「ユーザーアカウント」を選択します。
（表示方法は「カテゴリ」が選択されている状態の画面です）
「Mail（Microsoft Outlook 2016）（32ビット）」をクリックします。
※
Mailの表記はOSにより異なります。Mailまたはメール（メールソフト名やビット数）が表示されています。
電子メールアカウントをクリックします。
アカウント設定画面が開きます。「メール」タブの中の「変更」をクリックします。
「POPとIMAPのアカウント設定」画面が開きます。右下の「詳細設定」をクリックします。
「インターネット電子メール設定」の画面が開きます。それぞれのタブ「全般・送信サーバー・詳細設定」内で、アカウント設定の変更が可能になります。
※
必要に応じて設定（ポート番号、サーバー名など）を変更します。

2. Outlookの修復から設定を変更する方法

Outlook 2016を起動し、「ファイル」タブをクリックします。
アカウント情報の「アカウント設定」をクリックします。
プルダウンから「アカウント設定（A)」を選択します。
対象のメールアカウントを選択し、「修復」をクリックします。
下のような画面が表示されますので、「詳細オプション」をクリックします。
詳細オプションをクリックし、「自分で自分のアカウントを手動で修復」にチェックを入れ、「修復」ボタンをクリックします。
「XXXXXX.ne.jpを修復しています」というメッセージが表示されます。
POPアカウントの設定画面が表示されます。
必要に応じて、ポート番号やサーバー名などの設定を変更します。
※
メールアカウントの設定変更を行う場合、受信ポート番号：995に設定されているため、ご利用のインターネットサービスプロバイダの推奨設定に変更していただく必要があります。
受信メールの設定変更が完了しましたら、「送信サーバー」をクリックし、ポート番号やサーバー名などの設定変更を行います。
受信メール／送信メールの設定が完了したら、右下の「修復」ボタンをクリックします。
※
メールアカウントの設定変更を行う場合、送信ポート番号：465に設定されているため、ご利用のインターネットサービスプロバイダの推奨設定に変更していただく必要がございます。
「アカウントが正常に修復されました」という画面が表示されます。「完了」をクリックして画面を閉じます。