桁の多い数が「#」や記号などの表示になってしまう
Excelで、セルの中に桁の多い数を入力した場合に『#』や『1,23457E+20』など、不可解な表示になってしまう時の対応方法です。
問題
桁の多い数が「#」や記号などの表示になってしまう。
Excelで、セルの中に桁の多い数を入力すると、『#』や『1,23457E+20』など、不可解な表示になってしまうことがあります。入力した数の桁がセルの幅よりも長いときには『#』文字の羅列となり、12桁以上の数値をセルに入力した場合は『1,23457E+20』のような形式で表示されます。今回ご案内する3つの方法により、入力した通りの数を表示させることができます。
解答
方法(1)【11桁までの場合】
入力したセルの幅を広げることで、入力した通りの数を表示させることができます。
方法(2)【12~15桁までの場合】
セルの書式設定を[数値]に変更することで、入力通りの数の表示になります。 セル上で右クリックし、メニューから「セルの書式設定」、タブ[表示形式]から【数値】を選択します。
方法(3)【16桁以上の場合】
Excelで入力できる数値の最大桁数は15桁であるため、16桁以上の数値は『0』と表示されます。
数値の入力は15桁が限界値となりますが、予めセルの書式設定を[文字列]に変更することで、16桁以上の数値を入力することができます。
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※
すでに『1,23457E+20』等と表示されたセルは、書式設定を[文字列]に変更しても正常な表記には戻りません
表示形式:分類を『文字列』に変更することで16桁以上、最大1024文字の数値入力が可能になります。
【補足】入力通りに表示できた桁の多い数値で、これまで通りの計算はできるの?
セルの書式設定を[文字列]にした場合は、数式で演算ができませんのでご注意ください。セルの左上に三角図形が表示され、
カーソルを置くことで「エクスクラメーションマーク」(!:ビックリマーク)から、[文字列]設定の確認をすることができます。
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