重複しているデータを確認して、表示内容を変更したい
COUNTIF関数とIF関数を組み合わせて利用することで、セルに任意の文字を表示させることができます。
問題
あなたはExcelで取得したメールアドレスを集計しています。
重複しているデータの数を確認する方法を用いてデータの重複を確認しました。
この方法を取ると、重複したデータの数が表示されますが、数ではなく「重複」と文字を表示させてさらにデータを分かりやすく整理するにはどうすればいいでしょうか?
さぁチャレンジ!
解答
★IF関数を利用することで、任意の文字を表示させます。
IF関数は条件に合っていれば「真の場合の値」、合っていなければ「偽の場合の値」を表示させる関数です。
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情報を入力したいセル(E3セル)にIF関数を適用します。
左上の[fx]ボタンをクリックし、関数の検索に「IF」と打ち込みIF関数を選択して[OK]を押します。
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もしくはセルに直接「=IF」と入力します。
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論理式を入力します。
論理式の一つ目の要素としてCOUNTIF関数を利用し、重複するデータの数をカウントします。
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①論理式の枠に「COUNTIF()」と入力し、②カウントする範囲であるB3~B10セルを選択、【F4キー】で範囲の固定を行い、③検索条件として「,(カンマ)」を入力した後にB3セルを選択します。
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論理式の2つ目の要素として検索条件を入力します。
今回は重複がある場合 = 数値が1よりも大きい場合に、真の値を表示させたいので「>1」と入力します。
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表示させる値を指定します。
真の場合に「重複」、偽の場合は空欄を意味する「""」と入力し、[OK]ボタンを押してウィンドウを閉じます。
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これにより重複がある場合は「重複」と表示され、ない場合は空白が表示されるようになりました。
プルダウンで数式をコピーすることで以下のセルにもデータの数が入力されます!
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