ProJet MJP 2500シリーズ|材料UV硬化型アクリル樹脂タイプ:インクジェット方式(マルチジェット・プリント方式)

ProJet MJP 2500 Plusの新素材のご紹介

新素材の紹介動画 フリスビーが割れません!

素材一覧

VisiJet Armor M2G-CL(ABSライク)

強度に優れるABSライク。スナップフィット、機能試作で有効

サンプル

背景

  • 設計者は複数の構成部品から成る新しい商品設計で、スナップフィットを取り入れることがあります。
  • スナップフィットには基本的な設計方法がありますが、機能試験をするには、それに耐えられる(割れない)マテリアルでの試作が必要となります。

特長

  • エンジニアリングマテリアルは、タフで強度があるため、スナップフィットでも簡単に壊れません。
  • 厳しい試験にも耐えられるため用途が広がります。
  • 透明度も高いクリア素材のため、クリアコート、染色、塗装などさまざまな二次加工が適用できます。
  • 梁形状のスナップサンプルパーツです。堅牢でかつしなやかさのあるABSライクで、壊れずに繰り返しテストができます。

サンプル

背景

  • このようなパーツでは、マテリアルの高い強度が必要となります。
  • 他にもアセンブリパーツとしての精密性、力を加えた部分の耐久性が必要です。

特長

  • 曲げ強度と破断時の伸びの高い材料です。
  • 機能テストでは、遠慮なく手で力をかけてグリップをつかんだり、通常使うのと同じ感覚で使えるかどうかが判断の基準です。プリントしたカラビナは実際に何かに引っ掛けたりして使えます。ProJet MJP 2500 Plus用のエンジニアリングマテリアルは、繰り返しの機能テストに耐えられるABSライクの透明樹脂で、精度も高く、広い用途で利用できます。

VisiJet ProFlex M2G-DUR(PPライク)

破断しにくいPPライク。ヒンジなどに最適。

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背景

勘合するパーツの中には、高い靭性が求められるものがあります。特に最終材料がポリプロピレンの場合、割れにくさと耐久性が求められます。

特長

  • しなやかで柔らかさのあるアクリル材のProFlexは、何度も繰り返して曲げや変形への力がかかる用途に最適なプラスチックです。
  • 破断までの伸び率が高く、柔らかく壊れにくいです。
  • 繰り返し負荷がかかる、過酷な用途のアプリケーションです。
  • そのままでも透明度が高いクリアマテリアルで、二次処理としてクリアコートや染色やペイントにも適しています。

サンプル

背景

最終商品の材料の中には、エラストマーではないものの、どれだけ曲げても割れないような物性が要求されるものがあります。

特長

  • 耐衝撃性・耐久性があり、ポリプロピレンに似た柔らかさを持つアクリル主成分のUV硬化マテリアルです。
  • そのままでも透明度が高いクリアマテリアルで、二次処理としてクリアコートや染色やペイントにも適しています。
  • ねじっても割れたり避けたりせずに、元に戻ります。ソフトチューブやリビングヒンジ、その他の試作から機能テスト用途に利用できます。

VisiJet M2R-CL(クリア)

無色透明。靭性高い可視化モデル。タッピングやインサートも可能

サンプル

背景

  • 設計者は、CADで設計したデータに忠実な試作を3Dプリントしたい。
  • プリントしたパーツはアセンブルしたり接着して、最終品と同様な機能パーツとしてテストをしたい。

特長

  • CADデータに正確なアセンブリができます。
  • VisiJet M2R-CLの高い透明性が、照明のケースに最適です。
  • 細かい文字や銘板、シボ表現、鋭敏な角、スナップフィット、接着性などを正確に表現できます。
  • 1台のプリンターから複数のパーツを作って組みつければ、射出成形パーツと同様の評価ができます。

サンプル

背景

  • 工具でドリルやタッピングが必要な場合もあります。
  • 負荷やテンションがかかるとヒビが入ったり割れてしまうと、この用途には使えません。

特長

  • このマテリアルは、靭性が高く、直接ドリルでネジやメタルのインサートを打ち込んでも割れません。
  • 治具や固定具での利用に向いています。
  • リジッドとエンジニアリングマテリアルのどちらもこの用途で使え、さらに高い精度を維持します。精度が出るので、実用的なネジ山もプリントできます。
  • 3D Sprintのエンボス機能を使ったり、ワックスを故意的に内部に閉じ込めることで、ラベルやIDとして使えます。エンボスではシャープエッジも維持します。

サンプル

背景

今3Dプリンターに望まれているのは、単に複雑な形状をプリントできることにとどまらず、最終的に求められた機能性を再現できることまで必要です。そのキーになるのが後処理の方法です。これらのパーツは、ベアリングや微細フィルターやノズル形状を完全に動作するアセンブルパーツとして表現しています。

特長

  • CADデータに忠実な、高い再現性。
  • ワックスサポート材は、隙間に入り込んでもきれいに取り除くことができます。
  • 透明度も高く、内側の流体の流れなどを確認できます。(可視化用途)
  • 他の方式で作ったパーツは、サポート材が取り切れません。また溶剤に漬けると脆くなり、溶けたり壊れたりしてしまいます。
  • これらの形状は、ワックスのサポート材を使うMJP方式の優位性を物語っています。どんな複雑な形状も壊さずに、素早く簡単に溶かして取り除くことができるのが、ワックスサポート材を使うMJP方式です。

サンプル

背景

  • 設計者は、CADで設計したデータに忠実な試作を3Dプリントしたい。
  • 個々のパーツを組付けた状態としてデザインの確認や操作性をテストしたい。
  • 可動部品を最終商品と同じように自由に動かせる試作品を作りたい。

特長

  • CADデータに忠実な再現性の高さに加え、透明性を持っています。
  • ファインダーのアイリス部分は、周りのパーツとのクリアランス100ミクロンで設計され、それがそのままプリントされています。
  • MJPのワックスサポート材はこのような複雑で繊細なパーツも壊さず素早く簡単に仕上げることができます。
  • ワックスのサポート材によって後処理が手間いらずで、正確な一体化されたアセンブルパーツをプリントして仕上げができます。

VisiJet M2R-GRY(グレー)

視認性、塗装性が良く、塗装パーツやフィギュアの原型に最適

サンプル

背景

  • 通常の工具で組付けをしたい試作品は多くあります。
  • マテリアル特性によっては工具を使って負荷やテンションをかけると割れたり壊れるものがあります。このマテリアルの物性は、直接ネジをタッピングしたり、メタルインサートを挿入したり、ドリル加工をしても問題なく使える耐久性があります。

特長

  • レバーやヒンジ部は100-200ミクロンの隙間を入れて設計されています。
  • M2R、M2Gのマテリアルはどれも、ドリル加工やタッピングやインサートなどの加工に耐えられます。
  • このテストパーツは、さまざまなアプリケーションの機能試作に利用できるという性能を示しています。

サンプル

背景

  • MJPはフィギュアやプラモデルの原型用にも広く使われていますが、この分野では最終的にプロのペインターがモデルにリアルな塗装を施して、承認用の原型を仕上げます。
  • 通常、プリントしたパーツの表面をやすりで滑らかにし、プライマーで下地処理をして、その後塗装をしますが、このグレーのマテリアルは表面精度も高くそのまま塗装ができるため、プロセス時間を短縮できます。

特長

  • コントラストの高いプライマーに似たマットなグレーカラー。
  • 靭性もあり、視認性が高く微細な形状が認識しやいため、コンセプトデザインモデル用にも最適です。
  • デザイナやアーティストや原型師が好む色合いで、表面の質感や微細形状が認識しやすいように調色されています。表面も滑らかな仕上がりです。

サンプル

背景

  • プロダクトデザインでは、商品の表面を滑らかで平たんなもの以上に仕上げたいという要求が生まれる場合があります。
  • テクスチャやシボ加工はデザインの幅を広げ、最終品に高級感や個性を加えたり、滑り止めなどの機能を加えます。また水回り商品や外壁などでも求められます。

特長

  • CADデータに忠実な再現性の高さ
  • 高解像度でエッジの効いた造形物は、微細な凹凸やシボ形状を正確に再現します。
  • 他の3Dプリント技術では表現が難しいレベルのサーフェイスのパターンや凹凸加工を、MJPは正確に美しくプリントし、再現します。

その他

サンプル

背景

  • 3Dプリンターのドライバソフト3D Sprint v2.7で“インフィル(INFILL)”という新機能をサポートしました。これはソリッドパーツの中をくり抜きそこに指定した格子パターンをプリントし、不要なワックスサポートを抜き穴から流し出し中空にする高度なファンクションです。
  • インフィルは設定によって30%からそれ以上のパーツ軽量化とコスト削減が可能です。

特長

  • どのようなソリッド形状も、3段階操作で完了する簡単操作です。
  • 軽量化としては約70%、パーツコスト軽減としては約30%の効果があります。
  • パーツの変形や反りにも効果があります。
  • シェル化やインフィル(ラティス)は3Dプリンターの可能性を拡張する複雑形状として大きな可能性があります。MJPはラティスとの相性も良いテクノロジーで、これが3D Sprintとの組み合せで誰でも簡単に実現できるのは、大きなメリットです。

サンプル

背景

  • プリントしたパーツの透明処理や色付けは、時に非常に重要な場合があります。
  • 光学系パーツやライトやランプのハウジング、また可視化モデルなどでは、内部が透過する透明パーツが必要です。
  • 場合によってはブランドイメージの色で仕上げたいこともあります。

特長

  • 二次加工:ワックスサポート材を取った後、クリアコートや染色を施せます。
  • この方法は、MJPのクリア(透明)マテリアルすべてに適用できます。
  • やすり掛けや磨きをかけた後にクリアコートをするとさらに透明度が増します。
  • 染色剤は、衣服やプラスチック用の染色剤が使えます。
  • この写真にある程度の仕上げ時間は約60分です。これらのアクリルパーツは非常に染まりやすく、染料も少ない量でよく染まります。
  • © 2018 by 3D Systems Inc. All rights reserved. 仕様は予告なく変更されることがあります。
  • ProJet MJP 2500シリーズは3D Systems社製3Dプリンターです。

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