「くらし・しごと・社会」を支える episode06 「くらし・しごと・社会」を支える episode06

くらしを支える

先進のイメージング技術で、
世界遺産を“映像遺産”として記録する

最高水準の映像技術で、
人類が共有すべき貴重な世界遺産の姿を後世に遺す

毎週日曜午後6時よりTBS系列にて放送中の「世界遺産」。1996年のスタート当初より、最高水準の映像技術で世界遺産を記録し、未来に引き継いでいくことを目指しています。
キヤノンはその理念に共感し、2016年より番組に単独提供。映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」や一眼レフカメラ、EFレンズなどの機材協力も行っています。

年に4回放送している「4K特別篇」では、特に時間をかけて高精細映像を制作。厳選した世界遺産を全篇4Kカメラで撮影し、地上デジタル放送のためにフルHDに変換して放送しています。

2019年11月3日に放送した「メテオラ~巨岩の頂! 天空の不思議建築」(ギリシャ)の回もその一つ。
「メテオラ」とはギリシャ語で「宙に浮くもの」。500年以上の歴史があるギリシャ正教の聖地・メテオラには、奇岩の上に数多くの修道院が、まるで宙に浮いているように存在しています。千年前から住みついた修道士たちは垂直な壁の奇岩をよじ登り、狭い洞窟で暮らし、生涯を終えたといわれています。この稀有な修道院文化により、メテオラは自然と文化の複合遺産になりました。

撮影にのぞんだカメラマンは「奇妙な形をした岩の塊の数々は、朝の光と夕方の光とでは、全く違う顔を見せてくれた」と語ります。早朝の低い光は神秘的に岩肌を照らし出し、夕方は赤く染まる岩肌が逆光を浴びて浮き上がる。この壮大な光景を4KカメラのCINEMA EOS SYSTEM「EOS C700」などで撮影。岩肌のディテールまで高精細に映し出すことができました。

特別篇では、「Canon Log」というキヤノン独自の記録方式で撮影しています。普通の方式では、明るい部分のディテールを出そうとすると影の部分は黒くつぶれたり、反対に暗い部分のディテールを出そうとすると明るい空などが白く飛んでしまったりすることがあります。
しかし、「Canon Log」で記録したデータを後からカラーグレーディングすると、どちらもしっかりと表現することが可能です。またカメラ自体が暗部に強いため、通常よりISO感度を上げてもノイズを出さずに撮影することができました。

2019年9月22日放送の回「レーティシュ鉄道 アルブラ線とベルニナ線 ~ 標高2,200mへ アルプス氷河鉄道」(スイス・イタリア)でも、「CINEMA EOS SYSTEM」やEFレンズが活躍。鉄道と車窓から流れる優雅な景色を色鮮やかに捉えた

超高精細な8K映像が、世界遺産の魅力を細部まで表現

2019年10月6日放送の特別企画「天皇家の京都」では、世界遺産・仁和寺(京都府京都市)において、民放初となるキヤノンの8Kカメラでの撮影を行いました。
小型・軽量なカメラの高い機動性を生かし、撮影用クレーンに載せるなどダイナミックなカメラワークに挑戦。高精細な8K映像により、仏像のディテールを忠実に、奥行き感をもって表現しました。また、ハイダイナミックレンジでの撮影が可能なため、屋外から観音堂内部に入るシーンなど、明暗差の大きな部分でも、なめらかな諧調表現を実現しています。

  • 地上デジタル放送のため、フルHDに変換して放送
仁和寺「観音堂」での撮影。精細感・立体感を表現することができた。

これからも私たちキヤノンは、長年培ったイメージング技術により、世界遺産を映像遺産として記録し、美しさの奥にある自然や人類の普遍の価値を捉え、未来に遺していきます。

  • 2019年11月掲載

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