BJ Print Filter for Linux操作説明【USB編】

■はじめに

本書では、BJ Print Filter for LinuxをUSB接続で使用するための手順を説明しています。実際の印刷方法等は、パラレル接続と同様です。詳細は、「BJフィルタ Ver.1.31 取扱説明」を参照してください。 なお、USB接続での動作は、お客様のシステム環境に依存する部分もあり、すべての環境で動作を保証するものではありません。

現在、Linuxのカーネルは、大きく分けて2.2系と2.4系の2つの系列があります。どちらのカーネルでも、USB接続でBJ Print Filter for Linuxは動作しますが、カーネルのバージョンによって、操作手順が若干異なります。

動作確認を行ったシステムの環境は、次のとおりです。参考にしてください。

・ホストコンピュータ:DELL OptiPlex GX1p(CPU:PentiumII-400MHzメモリ:64Mバイト)
 ※ハードディスクの空き容量は2Gバイト以上のものを使用。

・プリンタ:BJ F360 (カラーインクBC-33e)またはBJ S600

・ディストリビューション:Red Hat Linux 7.0J、Red Hat Linux 7.1J、TURBO Linux 6.0 Workstation
 ※すべて新規にインストール

・フィルタ:bjfiltercom-1.3-1.i386.rpm、bjfilters600-1.3-1.i386.rpm、bjfilter360-1.3-1.i386.rpm

・カーネル:
 2.2.19 (Red Hat Linux 7.0J時に使用)
 2.4.2-2(Red Hat Linux 7.1 標準搭載)
 2.4.2(TurboLinux 6.0 Workstation時に使用)
 2.2.19(TurboLinux 6.0 Workstation時に使用)

・モジュールユーティリティ:お使いのカーネルのバージョンに適したモジュールユーティリティが必要となります。

詳しくは、/usr/src/linux/Documentation/Changesを参照してください。
なお、modutilsのバージョン番号は、# /sbin/insmod -Vで調べることができます。

Linuxのカーネルをメイクする手順については、この操作説明以外に一般の情報も参照してください。

USBのチップセットについて

カーネルのメイクの際には、USBのチップ情報が必要となります。
次の手順で確認できます。

# /sbin/lspci -V

※以下の内容が表示されていることで、USBのチップセットの種類を判断できます。

・UHCIコントローラの場合の表示

 USB Controller: ......
 Flags: .....
 I/O ports at ....

この場合、xconfigのUSBの設定は、次のように指定します。

UHCI(Intel PIIX4, VIA, …) supportをy
または
UHCI Alternate Driver (JE) supportをy

※どちらを設定するかは、チップセットのメーカーで判断します。 詳細は、項目横のHELPボタンをクリックして、表示される英語のヘルプを参照してください。

・OHCIコントローラの場合の表示

 USB Controller: ......
 Flags: .....
 Memory at ....

この場合、xconfigのUSBの設定は、次のように指定します。

OHCI(Compaq, iMacs, OPTi, SiS, ALi, …) supportをy