1.3.1 SUSE LINUX Professional 9.1

SUSE LINUX Professional 9.1でのインストールについて説明します。

ここでは、CUPSスプーラを使用する場合のインストールについて説明します。

■準備

■インストール
  1. プリントフィルタのインストール
    ターミナルソフトのコマンドラインから、rpmコマンドを使用して、プリントフィルタをインストールします。
    [root@zzz /yyy]# rpm -ivh bjfilter-common-2.50-x.i386.rpm
    [root@zzz /yyy]# rpm -ivh bjfilter-pixusip4100-2.50-x.i386.rpm

    rpmコマンドの詳細は、次のURLを参照してください。
    http://www.rpm.org/

  2. CUPSデーモンの再起動
    ターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。
    [root@zzz /yyy]# /etc/init.d/cups restart

    CUPSデーモンの再起動をする前に、lpadminコマンドによるプリンタの登録を行わないでください。


  3. プリンタのスプーラへの登録
    ターミナルソフトのコマンドラインから、lpadminコマンドでプリンタをスプーラに登録します。
    lpadmin -p [プリンタ名 ] -m [ PPDファイル名 ] -v [ デバイスURI ] -E

    【USB接続の例】
     [root@zzz /yyy]# lpadmin -p PIXUSIP4100 -m canonpixusip4100.ppd -v canon_usb:/dev/usb/lp0 -E

    【パラレル接続の例】
     [root@zzz /yyy]# lpadmin -p PIXUSIP4100 -m canonpixusip4100.ppd -v canon_parallel:/dev/lp0 -E


  4. デフォルトプリンタの設定
    ターミナルソフトのコマンドラインから、印刷コマンドで、プリンタ名を省略した場合に使用されるデフォルトプリンタを設定します。
    lpadmin -d [プリンタ名 ]
     例: [root@zzz /yyy]# lpadmin -d PIXUSIP4100

  5. コンピュータの再起動
  • スーパーユーザーから、印刷コマンド(bjcups/bjfilter)を使用するためには、以下の設定をしておく必要があります。

    • suコマンドでスーパーユーザーになります。
    • ルートユーザーのホームディレクトリ下にある[.bashrc]ファイルをエディターで開きます。
      ([.bashrc]ファイルが存在しない場合は、新規で作成してください。)
      /root/.bashrc
    • [.bashrc]ファイルの最終行に、以下の記述を追加します。
      export PATH=$PATH:/usr/local/bin
    • スーパーユーザーでログインし直してください。

  • bjfilterコマンドのフィルタUIで印刷を行う場合は、以下の設定が必要になります。

    • YaSTを起動します。
    • システムメニューの/etc/sysconfigエディターを起動します。
    • [Desktop]=>[Display manager]で、以下の項目の設定を変更します。
      DISPLAYMANAGER_REMOTE_ACCESS: yes
      DISPLAYMANAGER_XSERVER_TCP_PORT_6000_OPEN: yes
    • リブートします。
    • 起動毎にターミナルソフトから「xhost + localhost」コマンドを実行します。