lprコマンドを使用してファイルを印刷する場合は、以下のようにコマンドを入力します。
lpr -P PIXUSIP4100 [filename] {-o "option"}
【filename について】
filename には、印刷するファイル名を指定します。PS、BMP、TIFF、JPEGなど、CUPSがサポートしているファイル形式を指定できます。
CUPSがサポートしているファイル形式の詳細は、Common UNIX Printing Systemのホームページ(http://www.cups.org/)を参照してください。
【option について】
option は、印刷設定を指定する印刷オプションです。lprコマンドの -o オプションに続けて " " で囲んだ中に記述します。
option を省略した場合は、プリントフィルタが内部で持っているデフォルト値が使われます。
option には以下の種類があります。指定方法の詳細は、それぞれの項目の説明を参照してください。
■基本設定 |
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option に指定できる印刷オプションは、プリンタのモデルによって異なります。また、組み合わせによっては無効なoption があります。 |
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CUPSのWebインタフェースでプリンタの設定を変更した場合は、変更後の値がデフォルトになります。 |
【用紙サイズをA5、用紙の種類を普通紙に設定してsample.bmpを印刷する場合の書式例】
[user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUSIP4100 sample.bmp -o "PageSize=a5" -o "MediaType=plain"
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プリンタ名を省略すると、デフォルトのプリンタが使用されます。 |
【デフォルトのオプションでsample.bmpを印刷する場合の書式例】
[user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUSIP4100 sample.bmp
【パラメータが存在しない印刷オプションで印刷する場合の書式例】
[user@zzz /yyyy]$ lpr -P PIXUSIP4100 sample.bmp -o "CNGrayscale"
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指定した印刷オプションに誤りがある場合、オプションは無視され、デフォルトの印刷オプション、およびパラメータで処理されます。詳細は「付録B 主な制限事項」の「■CUPS動作設定による使用制限」を参照してください。 |