FAQ (CUPS)

●現 象1:
ステータスモニタの状態表示が変化しないことがあります。

●対 策 :

CUPSシステムを使用している場合は、印刷が開始されるまで状態表示は変化しません。
また、プリンタ本体のLEDでエラーが表示されている場合は、その原因を取り除いてください。


●現 象2:
ハードディスクの空き容量の少ないコンピュータでうまく印刷できなくなりました。

●対 策 :

印刷を頻繁にキャンセルすると、この現象が発生しやすくなります。
印刷時には、/tmp の下に一時ファイルが作成され、大きな画像を印刷すると、この一時ファイルも大きくなります。
一時ファイルの数が増えると、ディスクスペースを圧迫していきますので、rmコマンドでbjから始まるファイルを削除してください。


●現 象3:
線が太くなったり、二重に印刷されたりすることがあります。

●対 策 :

プリントフィルタ内部でのスケーリング処理では、このような現象が起こることがあります。
印刷したい画像ファイルをフォトレタッチアプリケーション等で拡大縮小し、その画像ファイルをコマンドラインモードから印刷してください。


●現 象4:
プリントフィルタのインストール完了後に生成されるファイルとその場所を教えてください。

●対 策 :

「プリントフィルタ Ver.2.50 取扱説明」の「1.3.3 インストールされるファイルとその場所」を参照してください。


●現 象5:
ジョブの保留操作後に印字不正が発生します。

●対 策 :

LinuxのUSBドライバにデバイスリセットが実装されておらず、プリンタリセットができないのが原因です。
以下に復帰手順を説明します。

まず、すべてのジョブを削除します。
その後、次のいずれかを実行してください。


●現 象6:
GIMPで正方形のデータを印刷すると、右辺に点状の不正印字が数個発生します。

●対 策 :

アプリケーションの障害です。


●現 象7:
印刷中にCUPSのプリンタ設定を変更すると、プリンタの印刷が中断してしまいます。

●対 策 :

印刷中に、CUPSのWebインタフェースやlpadminコマンド等によりCUPSのプリンタ設定を変更すると、強制的なジョブのキャンセルが発生し、印刷が中断されます。
これはCUPSの仕様によるものです。

以下の操作を行ってください。


●現 象8:
複数ページを印刷中にプリンタのカバーを開くと、その後の印刷が行われないことがあります。

●対 策 :

複数ページにわたるドキュメントの印刷中に、ページ区切りの排紙直後のタイミングでプリンタのカバーを開くと、その後の印刷がキャンセルされてしまうことがあります。
これは、プリンタの仕様によるものです。

以下の操作を行った後で、もう一度印刷を実行してください。


●現 象9:
Turbolinux 10 F...で横長の画像を印刷すると切れてしまうことがあります。

●対 策 :

Turbolinux 10 F...で横長の画像を印刷すると余白が大きくなり、画像が切れてしまうことがあるのは、CUPSの障害です。
画像が用紙に収まるよう、CUPSのフィルタが画像を自動的に90°回転させたデータを作成する場合があります。このときに、作成されるPostScriptデータの印字領域情報が不正となるためです。
用紙に収まるように、画像を編集してから印刷してください。


●現 象10:
bjfilterコマンドで--guiオプションをつけて起動してもフィルタUIが起動しません。

●対 策 :

Linuxのディスプレイに関する設定が不十分なことが原因です。
rootでログインして、以下の操作を行ってください。


●現 象11:
SUSE LINUX 9.1でステータスモニタのメッセージが表示できません。

●対 策 :

OSをインストールした直後で、まだIPアドレスの設定をしていない場合(デフォルト時)に発生します。
rootでログインして、以下の設定を行ってください。


●現 象12:
パラレル接続で印刷すると、時間がかかります。

●対 策 :

LinuxのポートドライバがECPモードに非対応であるため、パラレル接続で印刷した場合は、USB接続での印刷に比べて印字速度が遅くなります。