かんたん印刷ガイド(Turbolinux)

1. インストール

Turbolinux 10とBJフィルタのインストールを行います。

1.1 Turbolinux 10のインストール

Turbolinux 10をインストールします。詳細は、パッケージに付属のマニュアルを参照してください。

このマニュアルでは、操作例にMozillaを使用しています。Mozillaは、Turbolinux 10のインストールタイプの選択で [標準デスクトップ] を選択すると、標準のブラウザとしてインストールされます。


1.2 BJフィルタのインストール

BJフィルタとは、Linux上でCanon BJプリンタを使用するときに必要なソフトウェアです。インストールの詳細は「BJフィルタ Ver.2.40 取扱説明」の「1. BJフィルタのインストール」で「1.2 Turbolinux 10」を参照してください。
ここでは、「work」という任意のディレクトリにrpmファイルをコピーする場合を例に説明します。

  1. Linuxを起動して、rootでログインします。

  2. rpmファイルをコピーします。
    任意のディレクトリ「work」を作成し、rpmファイルをコピーします。

  3. libpngパッケージをインストールします。
    2. で作成した「work」に、"libpng-compat-1.0.12-2.i586.rpm"を、Turbolinux 10 DesktopのコンパニオンCDからコピーします。

    1. Kメニューの [プログラム] - [システム] - [コンソール] をクリックして、Konsoleを起動します。

    2. cdコマンドを使用し、カレントディレクトリをrpmファイルをコピーしたディレクトリに移動します。

      Konsole画面

    3. Konsoleで、「rpm -ivh libpng-compat-1.0.12-2.i586.rpm」と入力します。

  4. BJフィルタとCUPS対応追加モジュールをインストールします。

    1. Konsoleで、「rpm -ivh bjfilterpixus990i-2.4-0.i386.rpm」と入力します。

    2. Konsoleで、「rpm -ivh bjfiltercups-2.4-0.i386.rpm」と入力します。

  5. CUPSデーモンを再起動します。
    Konsoleで、「/etc/rc.d/init.d/cups restart」と入力します。

  6. プリンタをスプーラに登録します。
    「PIXUS560i」というプリンタ名で登録する場合は、Konsole等のターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。
     例: [root@zzz /yyyy]# lpadmin -p PIXUS990i -m canonpixus990i.ppd -v canon_usb:/dev/usb/lp0 -E

    スプーラに登録したプリンタ名は、印刷コマンドで使用します。わかりやすい名称(「PIXUS990i」など)にすることをお勧めします。


  7. デフォルトプリンタを設定します。
    印刷コマンドで、プリンタ名を省略した場合に使用されるデフォルトプリンタを設定します。
    「PIXUS990i」というプリンタをデフォルトプリンタとして使用する場合は、Konsoleで、「lpadmin -d PIXUS990i」と入力します。

  8. Kメニューの [ログアウト] をクリックします。[実行] をクリックして、[再起動] を選択します。