イベントInter BEE 2017 キヤノンブース レポート

2017年国際放送機器展 Inter BEE 2017 キヤノンブースメッセージ:「映像表現に拡がりを、創り手にチカラを。」 キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン 出展報告 2017年11月15日(水)~11月17日(金) 幕張メッセ

音と映像と通信のプロフェッショナル展でキヤノンの
映像ソリューションを紹介

キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは、11月15日(水)から17日(金)まで、幕張メッセで行われた「2017年国際放送機器展(以下、Inter BEE)に出展しました。Inter BEEは1965年に放送機器の展示会として始まりましたが、現在は放送環境の変化に対応し、音と映像と通信のプロフェッショナル展になっています。53回目となる今回の来場者数は38,083名、出展社数1,139社と過去最多数を記録しました。

キヤノンブースでは「映像表現に拡がりを、創り手にチカラを。」をテーマに、4K / HDR対応のビデオカメラやディスプレイなど幅広い映像制作機器に加えて、自由視点映像生成システムによる3D映像や、開発を進めているさまざまな商品や技術を紹介しました。

放送用とシネマ用のカメラとレンズの技術を体感

今回、特に注目されていた商品のひとつが、CINEMA EOS SYSTEMのフラッグシップモデル「EOS C700」ならびに、今年7月に発売された新商品「EOS C200」です。スタジオセットにHDR感を表現した被写体を並べ、実際に撮影していただくことでその性能を実感していただきました。またDJI社製のプロ向けスタビライザー「Ronin2」などをCINEMA EOSと組み合せ、さまざまな現場に対応できる拡張性をアピールしました。

スタジオセットの対面となる高台には、放送用レンズを紹介するコーナーを設置。スポーツやイベント中継に適した4K以上の光学性能を誇る「UHD DIGISUPER 86」と「UHD DIGISUPER 90」を紹介しました。特に86倍のレンズでは、数十メートル先の肉眼では見えないオブジェを映し出し、性能の高いズーム映像を実感していただきました。今秋、放送用4Kズームレンズの開発に対して受賞した「エミー賞」のトロフィーも展示しました。

利用シーンと可能性を広げる多目的カメラ

参考出展の小型多目的モジュールカメラ「MM100-WS」は、新たなビジネスでの活用を目的として開発しています。約40×21.6×40mm(幅×奥行き×高さ)と小さな本体ですが低照度の撮影も可能で、防塵防滴性能も備えています。さらに公開予定のAPIを利用すれば簡単にシステムを構築することもできるので、監視や配管内点検、車載用になど、多くの用途が考えられます。

その隣では、超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」を紹介。独自技術によるフルサイズセンサーで人間の目では暗闇と感じるようなところでも撮影できます。会場ではB4放送レンズとファインダーを取り付けて展示しましたが、映像ではナイトサファリをはじめ多様な照度環境で高画質な動画を撮影できることをアピールしました。

高い機動力と高性能を兼ね備えた業務用カメラ「XF405」が
初お目見え

11月に発売したばかりの業務用デジタルビデオカメラ「XF405」も今回注目の商品です。ハンドヘルド型の小さなボディーですが、新開発の1.0型CMOSセンサーで4K UHD 60Pの撮影が可能です。「XA15」や「EOS 5D Mark IV」なども並べて展示し、実際に手に取ってそのコンパクト性や操作性を体験していただきました。

映像の新たな楽しみ方を提供する「自由視点映像生成システム」

新感覚の映像体験をスポーツの分野で提供したいという思いから、キヤノンは「自由視点映像生成システム」の開発に取り組んでいます。立体空間の中で仮想カメラを動かしたり、試合中のフィールドに入って試合を疑似体験できたりと、まるでその場にいるかのような臨場感・没入感を体験できるシステムです。ブースでは、3Dメガネをかけてサッカーを鑑賞するシアターが設置され、グラウンドに立って選手たちとプレーを楽しんでいるような臨場感や、ボールが目の前まで飛んでくるような迫力に、思わず体をのけぞらせて驚くお客さまもいらっしゃいました。

シアターで見る4Kプロジェクターの解像性能

4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小※1最軽量※2を実現した標準ズームレンズの「4K600Z」を展示しました。ブースではシアターを設け、海や空、植物などの自然、人、料理など、多彩な被写体を映し出す映像により、その解像性能をご覧いただきました。

撮影現場で求められる業務用4Kディスプレイ

12月発売予定の24型4K HDRディスプレイ「DP-V2411」をはじめ、キヤノンの業務用4Kディスプレイのラインアップを展示しました。HDRとSDRのコンテンツを比較して一目でその違いがわかる「DP-V2411」や、高輝度を実現した「DP-V2420」の画質の美しさ、業界最高峰の色再現性が高い評価を得ている「DP-V3010」などに注目が集まりました。

8K映像ソリューション

キヤノンが取り組んでいる8K映像ソリューションも参考出品しました。花火のエンターテインメントショーを8Kカメラと8Kレンズで撮影し、その映像8Kディスプレイを映し出しました。花火の細かい粒や色彩、レインボーブリッジのライティングなど、緻密で鮮やかな映像美を訴求。画面を虫眼鏡でアップし画素の緻密さをご覧いただくなど、普段見ることのできない8K映像のクオリティを存分に体験していただきました。

超高精細2.5億画素CMOSセンサー

キヤノンは、APS-Hサイズでの世界最多画素となる、超高精細の2.5億画素CMOSセンサーの開発に取り組んでいます。4K2Kの約30倍にもなる超高精細な撮影ができ、19K13Kの静止画やタイムラプス映像を紹介。また、センサーを応用した撮影技術による10億画素相当の静止画では、野菜のみずみずしさや立体感など、ズームしても高い解像度を維持する映像をご覧いただきました。キヤノンはこの技術の防犯機器や産業機器など多岐にわたる分野への応用を検討しています。

各種編集ソフトで映像表現にさらなる拡がりを

ポストプロダクションのワークフローを紹介するコーナーでは、SGO社の「Mistika」や、ブラックマジック社の「DaVinci Resolve」、アビッド社の「Media Composer」、グラスバレー社の「EDIUS9」といった、4K映像編集ソフトを各社の協力を得て展示し、4K HDR RAWを訴求しました。

ご来場ありがとうございました。

今回は、映像技術のさらなる発展やイノベーションを目指すキヤノンの可能性を幅広く紹介いたしました。今後もキヤノンの映像技術・映像ソリューションにどうぞご期待ください。

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