使用済み製品のリサイクル活動

使用済み製品のリサイクル

使用済み製品・部品のリユース推進

キヤノンでは、廃棄物の削減や資源の有効活用の観点から、回収した使用済み製品や部品のリユースを促進しています。こうした活動を拡大することにより、キヤノンにおけるリユース製品および部品の使用量は2010年には2,481トンとなりました。

複写機のリマニュファクチュアリング

キヤノンは、1992年以来、日本・米州・欧州の3拠点において複写機のリマニュファクチュアリング※1を推進しています。
日本では、再生した製品を「Refreshed」シリーズとして販売しています。2010年に発売したデジタルカラー複合機iR C3380F-Rでは、キヤノン独自の再生技術により、汚れなどで再利用が難しかった外装部品の活用も可能となり、質量比で平均84%の部品リユース率を達成。製造段階までの環境負荷を、CO2排出量換算で平均80%削減しました。さらに、環境省創設のオフセット・クレジット制度を利用して、製造段階までのCO2排出量ゼロ※2を実現しています。

iR C3380F-R
iR C3380F-R

  • ※1 リマニュファクチュアリング
    回収した製品を分解し、リユースできる部品と磨耗・劣化した部品を選別した後、洗浄や部品の交換などの作業を経て、新品と同等の画像品質・稼動品質の基準を保証しながら製品の再生を行うこと。
  • ※2 製造段階までに発生するCO2排出量に相当するCO2排出枠を購入し、オフセット(相殺)することにより、理論上、CO2排出量がゼロになるという意味です。

使用済み製品からのプラスチックの再生とキヤノン製品への使用

キヤノンは、リユースが困難な製品や部品についても、再資源化によりキヤノン製品の材料として使用するよう努めています。
とくにプラスチック材料は、長年の使用により物性の劣化が見られる場合がありますが、キヤノンではそれぞれの使用用途(部品)に要求される強度や成形性などを見極め、それらを満足させられる最適な再生工程を採用しています。
2010年に回収したキヤノン製品から再びキヤノン製品へ使用したプラスチックの重量は3,337トンでした。

事務機プラスチック材料のリサイクル
事務機プラスチック材料のリサイクル

計算機と複写機へのリサイクルプラスチックの使用

キヤノンでは、回収した使用済み事務機などの外装に使われているエンジニアリングプラスチックを、粉砕・洗浄・異物除去を行うだけの最小の環境負荷で、計算機の外装材や複写機の内部部品などに汎用プラスチックの代替として使用しています。
また、同様のエンジニアリングプラスチックを粉砕・洗浄・異物除去を行った後にリペレット化し、この工程においてキヤノン独自の技術により強度や難燃性を回復させることで、再び複写機の難燃性や強度を要求される部品に使用することを可能にしています。
オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE」シリーズには、このリサイクルプラスチックが採用されています。

リサイクルプラスチックを使用した「imageRUNNER ADVANCE」のコードガイド
リサイクルプラスチックを使用した「imageRUNNER ADVANCE」のコードガイド

インクジェットプリンターへのリサイクルプラスチックの使用

キヤノンでは、回収した事務機の給紙カセットに使われている汎用プラスチックを、粉砕・洗浄・異物除去した後、リペレット化する工程においてエンジニアリングプラスチックの原料としてアップグレードすることにより、リサイクル材としての付加価値を高め、難燃性が要求されるインクジェットプリンターの電源ボックスカバーの材料に使用しています。


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