環境への取り組み製品における取り組み

リサイクル配慮設計

世の中では資源枯渇への懸念から資源の循環利用への動きが高まっています。キヤノンは、開発・設計段階から、使用後の回収・リサイクルまでを考慮した易解体設計による製品づくりを行ってきました。
製品づくりの指針として、「環境配慮設計ガイダンス」を策定し、製品の企画から開発、設計に至る各段階で活用しています。ガイダンスは数年おきに改訂し、2014年には米国の環境ラベルEPEAT®への対応強化を盛り込みました。2015年は、EUのWEEE指令※1(廃電気・電子機器リサイクル指令)改正により引き上げられたリサイクル・再資源化率の目標に関して対応強化を図りました。
具体的にはEUのWEEE指令が規定するリサイクル率70%を達成※2できる製品設計を必須としています。また、同指令で要求される処理容易性※3にも対応できるように易解体設計を推進しています。

製品開発における省資源化

開発・設計部門では、「3次元CADシステム」を導入し、試作による資源ロスの削減をめざしています。デジタルデータを利用して仮想製品の組立・解体性やユーザビリティ、安全性、駆動機構などの機能を検証する支援ツールを活用するとともに、他のシステムから得られる製品情報を活用し、試作回数を減らすことで資源消費の抑制につなげています。

製品の小型・軽量化

パワープロジェクター「4K500ST」パワープロジェクター「4K500ST」

キヤノンは、原材料や部品の製造にかかわるエネルギー消費や資源消費の抑制をめざし、製品セグメント別で業界トップレベルの小型・軽量化達成を目標に掲げています。
より少ない資源で従来以上の機能や使いやすさを実現するために、開発段階から製品の小型・軽量化を追求しています。デザインや機能拡張にともなう設計面での課題を解決しながら、この取り組みを進めています。
例えば、パワープロジェクター「4K500ST」は、キヤノン独自の光学システムAISYSのコンパクト設計により、高輝度・高解像度でありながら4K解像度以上5,000lmクラスのプロジェクターで世界最小・最軽量を実現しました。

梱包箱の小型化と軽量化

キヤノンでは、物流時の梱包にかかわる資源の使用削減に向けて、設計段階から、製品や梱包箱の小型化や軽量化に取り組んでいます。
例えば、インクジェット複合機「PIXUS」シリーズでは、給紙搬送構成の改良による製品の小型化や、本体強度の強化による緩衝材の薄肉化を継続的に実現してきました。2015年に発売した「MG5730」は、2010年モデルの「MG5230」と比較し、容積で約7%、重量で約22%を削減。梱包箱も小型化できたことで輸送効率も向上しました。
また、デジタルカメラでも、梱包箱の小型化を継続的に推進しています。2016年に発売した「IXY 650」は、2015年に発売した「IXY 640」と比較して、容積で約54%削減でき、梱包箱の大幅な小型化を実現しました。

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