金属 REPORT01アルミの処理

トナーカートリッジは主に、金属、プラスチック、トナーなどで構成されています。このレポートでは、材料再生システムのリサイクル工程で選別された金属”アルミ材”の外部リサイクル処理にスポットを当てて紹介していきます。

図1. 材料再生システムで出てきたアルミ材    図2. アルミ灰(アルミドロス)

①アルミ材を、どんなところで処理している??

キヤノンでは、トナーカートリッジのリサイクル工程で選別されたアルミ材を、アルミ専門のリサイクル工場へ送っています(図1)。この工場では、アルミ材の他にもアルミ缶を受け入れており、それらを溶解させて鋳造し、アルミ合金地金や製鋼用副原料として再生させています。
この工場の特長として、アルミ材の処理工程の中で出てきたアルミ灰(アルミドロス、図2)も再生製品の材料として無駄なく有効活用しているため、埋立処理をしないアルミリサイクルを実現しています。またCO2排出量削減の取り組みがアルミ缶の前処理の段階で行われており、環境への配慮もしっかりとなされています。

図3. 回転炉で溶解していくアルミ(異物除去)  図4. 異物除去後、反射炉にて溶解させる

②アルミ材を、どんな風に処理している??

集められたアルミ材はまず異物がないものと異物があるものに分けられます。異物なしの場合、そのまま反射炉にて溶解処理を行っていきます。トナーカートリッジの感光ドラムのようなアルミ以外の異物(プラスチックなど)がある場合、初めに回転炉で異物を除去してから反射炉に投入していきます(図3、図4)。反射炉からは純粋なアルミとアルミドロスが出てきます。純粋なアルミはそのまま鋳造してアルミ合金地金を生成していきます。アルミドロスは灰絞りを行い、粉砕/分級で製鋼用原料を生成していきます。この工場では特に、アルミドロスの中から更にアルミを絞りとる技術を高めています。

図5. 再生されたアルミ合金地金や製鋼用副原料が、社会的に資源循環していく

③アルミ材は、最終的にどうなった??

キヤノンのトナーカートリッジのリサイクル工程で出てきたアルミ材は、この工場で最終的に、アルミ合金地金や製鋼用副原料などに生まれ変わります。その際、二次メーカーの厳しいニーズに合わせて成分を調整し、徹底した品質管理を行っています。 このようにして完成したアルミ地金は自動車メーカーに、製鋼用副原料は鉄鋼メーカーに、それぞれ売却され、社会的に資源循環していきます(図5)。

このページのトップへ