その他 REPORT01材料再生プラントに投入しないトナーカートリッジの処理

トナーカートリッジは主に、金属、プラスチック、トナーなどで構成されています。このレポートでは、材料再生に投入しないトナーカートリッジの外部リサイクル処理にスポットを当てて紹介していきます。

図1. 手の中にある材料が、砂粒レベルまで分別されていく

①材料再生プラントに投入しないトナーカートリッジは、どこで処理している??

材料再生プラントに投入しないトナーカートリッジはキヤノンで廃トナーを抜いた後、鉄・非鉄金属を専門としたリサイクル工場へ送ります。この工場では、主に廃家電、廃自動車などを受け入れており、丁寧な処理と高度な設備による加工と選別を行ってリサイクルしています。特筆すべきは、砂粒の大きさになった材料までをも、正確に分別できる技術を有しているところです。
※キヤノンでは、廃トナーによる粉塵爆発を防ぐため、安全配慮としてトナー抜きを行っています。

図2.シュレッダーで砕いた後、いろんな機械を使って材料を正確に分けていく

②トナーカートリッジを、どんな風に処理している??

初めに、廃家電などとともにトナーカートリッジをシュレッダー(高速回転するハンマー)で砕いていきます。次に磁石や渦電流を使って鉄材料やアルミ材料をそれぞれ取り出していきます。また砕いた材料は大きさが異なるため、穴の大きさが違うふるいを使ってさまざまな大きさ別に分けていきます。 10mm以上の大きさの材料は、金属センサーを使って金属(主にステンレス材料)とプラスチック類に分けていきます。10mm未満の大きさの材料は、ふるいと送風を使った比重選別により、さらに細かいレベルで金属(銅を含む貴金属材料)とプラスチック類に分けていきます。また、各工程で出てきたダスト類も集塵機により集められていきます。

図3. 使い終わった製品の材料が、社会的に資源循環していく

③トナーカートリッジは、最終的にどうなった??

キヤノンから送られたトナーカートリッジは、このように鉄/アルミ/ステンレス/銅/プラスチック類/ダスト類に正確に分別されていきます。
それぞれの材料は2次メーカーに売却され、鉄材料は建設資材、アルミ・銅材料は非鉄原料、ステンレス材料は鉄鋼製品、プラスチック類やダスト類はサーマルリサイクルされ、石油などの代替燃料の役割を果たします。
トナーカートリッジのリサイクルは、キヤノンのリサイクル工場をメインに実施しています。しかし材料再生プラントに投入しない一部のトナーカートリッジを外部処理する場合は、このように、使い終わった製品の材料を資源として無駄なく有効活用していく積極的な取り組みが行われている企業に、リサイクル処理を委託しています。

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