原材料・調達品のCO2削減
サプライヤーとの協働による環境負荷低減
キヤノンは、原材料や調達品の製造にともなうCO2排出量削減を図るため、2009年からサプライヤーと連携した活動を開始しています。
これは、サプライヤーの事業活動における投入資源やエネルギーのムダ取りにより、CO2排出量削減と原価低減の両立をめざすもので、キヤノンとサプライヤーが協働で製造工程の分析・改善などを行います。
この活動を開始するにあたり、2009年7月以降、国内6拠点、海外10拠点においてサプライヤー説明会を開催し、約2,000社に対してCO2排出量削減への取り組みをお願いしました。2010年は、こうした取り組みを拡大し、まだ取引先環境評価を受けていなかったサプライヤーを対象とした説明会を実施しました。
このほか2010年には、サプライヤーに対して環境に配慮した設計を促すための「環境配慮設計ガイダンス」に掲載するコンテンツを検討したほか、メカ部品のサプライヤー6社を訪問し、CO2削減とコスト削減につながる工程改善をアドバイスしました。
さらに、キヤノンの事業拠点で実施した電力使用量削減の取り組みを、サプライヤーにも展開しています。これは、配電盤に電流モニターを設置し、そこから取得したデータの解析によりピーク電力の原因を抽出し、これを改善することで、CO2の排出削減や電力コストの削減につなげるものです。2010年にはグループ内での検証を終え、2011年からサプライヤーに展開する予定です。
シミュレーション活用による開発時の環境負荷低減
キヤノンでは、製品の開発段階でシミュレーションを活用することにより、製品試作にかかわるムダを削減。品質の向上と環境負荷の低減を同時に実現しています。
例えば、インクジェットプリンターのプリントヘッド開発では、インク液滴の吐出現象を計算するシミュレーションプログラムを開発し、活用しています。これにより、開発期間の短縮とともに、製品試作にかかわるムダの削減も同時に実現しています。