ACTION for GREEN|キヤノンハイテクタイランド外来侵入種の水草と闘う

ホテイアオイの駆除 ホテイアオイの駆除にあたるキヤノン社員(ナコンラチャシマ県)

ホテイアオイ繁殖による自然生態系破壊の実態

ホテイアオイ(布袋葵)は南アメリカを原産とする水草ですが、繁殖力が強く世界の熱帯・亜熱帯地域に帰化し、野生化が進んでいます。自然の河川や湖沼でホテイアオイが繁殖し水面をすべて覆ってしまうと、日光が水中に届かないため水中植物が光合成を行えなくなります。その結果、光合成から発生する酸素が減少して水中が酸欠状態になり、そこに生息していた魚類が棲めなくなってしまいます。このようにホテイアオイは、自然生態系を破壊し、動植物に大きなダメージを与えるため、IUCN(国際自然保護連合)の「外来侵入種ワースト100」にも指定されています。タイでも、同様の問題が発生しており、タイ政府も対応に乗り出しています。

世界に広がるホテイアオイの被害世界に広がるホテイアオイの被害(UNEPの資料より)

キヤノンハイテクタイランド社員によるボランティア駆除活動

キヤノンハイテクタイランドでは地方政府や地域住民との意見交換を通じて、ホテイアオイが頻繁に発生すると洪水の被害を大きくするだけではなく、水質も悪化させ地域住民の生活に大きな影響が出ていることを知りました。これを機に、地方政府と連携し、ホテイアオイの駆除活動を開始しました。2016年には、ポー運河(アユタヤ県)およびラムタコン川(ナコンラチャシマ県)の2か所で、総勢160名の社員が、40名の地方政府及び地域住民とともに駆除活動を行いました。その結果、59トン・1,720m2のホテイアオイを駆除しました。

環境部門の Hathairat Rerkudomsin さん

Hathairat Rerkudomsinさん

キヤノンハイテクタイランドでは、地域住民との共生を目指した環境保全活動を進めています。そのために、地域住民や地方政府との交流を定期的に行い、地域で発生している環境問題を理解することに努めています。今回紹介したホテイアオイに関しては、そのような交流の中から環境に対する影響を問題として知りました。そこで、地方政府の協力を得ながら駆除活動を行いました。参加した社員は、全員が自らの意志でボランティアとして協力しています。キヤノンハイテクタイランドは今後も、このような地域の環境保全活動に積極的に参加していきます。

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